『トワイライト・ウォリアーズ』“信一”で人気急上昇 テレンス・ラウが見せる多彩な表情

5月1日に公開され、瞬く間に話題となった『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』。ギンビス社のロングセラー商品「たべっ子どうぶつ」のキャラクターたちが、世界征服をもくろむ敵に挑むオリジナルストーリーだ。
公開直後から観客による口コミが広がり、コミックの原作や、アニメのレギュラー放送の実績のないアニメ映画としては、異例のヒットとなった。すでに海外での上映も決まっており、7月11日には香港での公開が予定されている。
香港では、日本発のキャラクターが人気を博しており、最近では『ちいかわ』ブームが起こっている。今回の『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』で声優を務める豪華キャストの顔ぶれからも、現地での注目度の高さがうかがえる。
今回は、「らいおんくん」の声優を務める、テレンス・ラウ(劉俊謙)の魅力を紹介する。ラウは、数多くのドラマ・映画に出演する香港の俳優。2024年に香港映画の動員記録を更新した『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(以下、『トワイライト・ウォリアーズ』)の「信一(ソンヤッ)」を演じたことがきっかけで、本格ブレイクを果たした。

2024年、香港のGoogle検索数のエンタメ部門では、名だたるタレントを抑えて1位に輝き、人気を確固たるものにしている。(※)
『トワイライト・ウォリアーズ』は、日本でも、今年の1月に公開されて以降、異例のロングランヒットを記録している。そうした背景もあってか、すでにNetflixで配信されていたテレンス・ラウの主演映画『鯨が消えた入り江』の人気もじわじわと高まり、8月8日から2週間限定の劇場公開が決定している。公開が発表された6月18日は、一時、Yahoo!リアルタイム検索で映画のタイトル名が上位にランキングし、SNSでは公開決定を喜ぶ声が数多く書き込まれた。

『鯨が消えた入り江』の舞台は台湾。盗作疑惑によって渦中の人となった香港の人気作家のティエンユー(テレンス・ラウ)が、台湾のチンピラ、アシャン(フェンディ・ファン)と出会い、かつて台湾の少年から文通で教えてもらった「鯨が消えた入り江」を目指すロードムービー。心に深い傷を負い、感情を失っていたティエンユーが、アシャンと過ごすうちに、笑顔が自然と弾けるようになるまでのプロセスが丁寧に癒されている。




















