Travis Japan、俳優業でも躍進が止まらない　松田元太を筆頭に広がる表現のフィールド

　リーダーの宮近海斗は、現在放送中のドラマ『イグナイト -法の無法者-』（TBS系）の第2話に出演し、弁護士たちが目を付けた事件の被害者の弟で、ラグビー選手を演じた。周りからの期待を背負いながらも必死に走り続ける役柄で、太陽をバックにいくつもの感情が絡み合う表情を見せたのが印象的だった。また、『連続ドラマW 災』（WOWOW）に出演したほか、1月期のドラマ『ホンノウスイッチ』（テレビ朝日系）では葵わかなとW主演を務めたことも記憶に新しい。

　七五三掛龍也は、3組の社内恋愛を描く『私たちが恋する理由』（テレビ朝日系）で、ヒロインの同期であり先輩に恋するキャラクターとして、年下のかわいらしさを残しつつ、相手を守ろうとする純粋な気持ちを見せた。吉澤閑也は『私たちが恋する理由』のスピンオフで七五三掛と共演。1月期のドラマ『地獄の果てまで連れていく』（TBS系）では、人気インフルエンサー兼ピアニストである麗奈（渋谷凪咲）のマネージャー役を演じ、ドロドロ復讐劇の中で唯一の純粋さを持つ役柄を演じ切った。

　また、先日活動再開のニュースが伝えられた川島如恵留は、ドラマ『キスでふさいで、バレないで。』（読売テレビ）に出演。同期の塩谷（藤井流星）に恋する佐藤（紺野彩夏）を見守る役柄を演じ、クールさもありつつ親しみやすい人物像を体現した。そして松倉海斗は、1月期ドラマ『トーキョーカモフラージュアワー』（ABCテレビ・テレビ朝日）で憧れの東京に転勤となったサラリーマン役を務め、恋も人生も不器用な中堅社会人を等身大に表現。現在放送中のドラマ『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』（カンテレ・フジテレビ系）では、主人公夫婦の同僚役で、夫婦の間に起きたSF的な現象への理解者として、2人を支える重要な役割を果たしている。

　グループでは、『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』で初の映画主題歌を、『リロ＆スティッチ』でもエルヴィス・プレスリーの名曲「バーニング・ラヴ」を日本版エンドソングとして担当するなど、どんどん高みに登り続けているTravis Japan。彼らの出演作を観てわかったのは、一人ひとりがまるでLAの陽射しのようにギラギラとしたポジティブなエネルギーを放っているということだ。冒頭で述べた松田の持ち前の明るさは、このグループにいるからこそ磨かれたものと言えるのではないだろうか。

「どんな時でも、どんな環境でも、助けてくれる仲間がいることをわかっているだけで、ソロ仕事も全力で楽しめる」（※2）

　松田は、多くのインタビューでTravis Japanへの愛を話しているが、同じように7人全員がグループを大切に思っていることが、彼らのコンテンツを見ていると伝わってくる。自分たちらしさを尊重しながら、ワールドツアーも成功させたTravis Japanは、きっともっと大きく羽ばたいていくはず。アイドルとしてはもちろん、エンターテインメント界で多方面に活躍する7人のこれからも楽しみにしたい。

参照
※1. https://realsound.jp/movie/2025/04/post-2006678.html
※2. https://realsound.jp/movie/2024/12/post-1879528_2.html

■放送情報
『人事の人見』
フジテレビ系にて、毎週火曜21:00～21:54放送
出演：松田元太（Travis Japan）、前田敦子、桜井日奈子、新納慎也、ヘイテツ、松本まりか、小野武彦、鈴木保奈美、小日向文世ほか
脚本：冨坂友
音楽：カワイヒデヒロ
主題歌：宮本浩次「Today -胸いっぱいの愛を-」（ユニバーサルシグマ）
演出：河野圭太、山内大典
編成企画：草ヶ谷大輔
企画・プロデュース：後藤博幸
プロデュース：橋本芙美、高橋眞智子
制作：フジテレビ
制作著作：共同テレビ
©︎フジテレビ
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