麻生久美子×塩野瑛久『魔物(마물)』“非現実的”を超越したラブシーン さらなる地獄の沼へ

『魔物』“非現実的”を超越したラブシーン

 第3話での凍也のDVシーンによって、彼の“魔物”としての本性が露わになったわけだが、第4話では夏音に眠る“魔物”としての表情が顔を出す。韓国の伝統的な蒸し料理「ケランチム」をグチャグチャにかき混ぜたり、「ねぇ、先生。私のことバカだと思ってます?」「まーた、私をバカ扱い!」と激昂する北香那の怪演が際立っている。「あなたを愛します」の花言葉を持つオレンジのカーネーションは、凍也があやめに贈ったプレゼント。「強くて、煌びやかで、先生みたい」と話す夏音の言葉からは、嫉妬心と劣等感も覗かせる。

 名田が殺害された事件に関しては、犯人らしき人物がひとり明らかになった。それが、凍也の同級生で名田夫妻の一人息子の潤(落合モトキ)。名田が殺された日に海外から帰国してきたことが以前より怪しまれていたが、殺害された後に名田の口座から海外に500万円がネット送金されていることから、潤が真犯人としてクローズアップされている。しかし、名田の殺害された様子から、犯人は2人いるのではないかという見方もされており、妻の陽子(神野三鈴)もしくは夏音という可能性も捨てきれない。

 第5話の予告では、あやめと夏音、そして陽子がテーブルを囲む、第4話時点では理解不能なシーンが映し出されており、この先、より常軌を逸した狂乱の展開が続いていくのだろう。

『魔物(마물)』の画像

魔物(마물)

テレビ朝日が、韓国のスタジオ・SLLとタッグを組んで送る日韓共同制作オリジナルドラマ。不倫、DV、セックスなど愛と欲望にまつわる過激なテーマを掲げたラブサスペンス。麻生久美子と塩野瑛久が初共演にして濃厚なシーンに臨む。

■放送情報
『魔物(마물)』
テレビ朝日系にて、毎週木曜23:15~24:15放送
出演:麻生久美子、塩野瑛久、北香那、神野三鈴、佐野史郎、大倉孝二、落合モトキ、宮本茉由、宮崎吐夢、うらじぬの、若林時英
原案:シン・ウニョン
脚本:関えり香
監督:チン・ヒョク、瀧悠輔、二宮崇
音楽:jizue
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)、パク・ジュンソ(SLL)
ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)、チェ・へウォン(SLL)
プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、イム・チョヒ(SLL)、河野美里(ホリプロ)
制作著作:テレビ朝日・SLL 
制作協力:ホリプロ
©テレビ朝日・SLL
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/mamono/
公式X(旧Twitter):https://x.com/mamono_tvasahi/
公式Instagram:https://www.instagram.com/mamono_tvasahi/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@mamono_tvasahi/

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