『恋は闇』想像の斜め上をいく急展開 “謎の女性”齋藤飛鳥はミスリードの要素の一つに

『恋は闇』想像の斜め上をいく急展開に

 急に猟奇的な方向に話が進み始めた流れで、万琴は向葵の職場の先輩で設楽の元恋人だったという透子(小林涼子)から、かつて採血の練習に付き合ってくれていた設楽が逆に透子を練習台にしていたという話を知る。さらにその後1年だけ働いていたというホストクラブでも、設楽が常連客に血をねだっていたという情報を得る。そして真相を確かめるべく、設楽の家にこっそりと忍び込んだ万琴。そこで目撃したのは、冷蔵庫にしまわれた血液と思しきものが入ったパックと、謎の女性(齋藤飛鳥)である。

 改めて第1話を振り返ってみれば、冒頭シーンで黒いレインコートを被った設楽は、この女性に注射器を持って近付き、そのか細い腕に針を刺している。とっくのとうにこの女性は登場しており、あたかもそれは“ホルスの目”の被害者としてミスリードされるよう仕向けられていたのである。自分の見えている彼の姿を信じ、その素性を見て見ぬふりした万琴が、今度は過去を追うあまり現在の極めて重要なところを見落としていた。一面だけを見ればもう一面が見えなくなる。もしかしたら前半戦にはまだ、まんまと盲点になっているところが散らばったままかもしれない。

『恋は闇』の画像

恋は闇

『あなたの番です』『真犯人フラグ』の制作スタッフが完全オリジナル脚本で描く“究極の恋愛ミステリー”。主人公・浩暉に次々と浮上する疑惑と、彼を愛したヒロイン・万琴の葛藤を通して、「真実を見抜けるか?」を描いてく。

■放送情報
『恋は闇』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:志尊淳、岸井ゆきの、森田望智、白洲迅、齋藤飛鳥、望月歩、小林虎之介、浜野謙太、猫背椿、西田尚美、萩原聖人、田中哲司
脚本:渡邉真子
音楽:末廣健一郎
監督:小室直子、鈴木勇馬
プロデューサー:鈴間広枝、能勢荘志、松山雅則
チーフプロデューサー:道坂忠久
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
©日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/koiyami/
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