シネマ・コンサートでしか味わえない『スター・ウォーズ』体験 一生に一度の“ライブ”へ

シネマコンサートでしか味わえない『SW』体験

シネマ・コンサートの魅力とは?

松崎:そんな『スター・ウォーズ』のシネマ・コンサートが4月18日から20日までの3日間、東京ガーデンシアターで開催されます。しかも今回は、オリジナル3部作を一挙上演します。僕は以前、『新たなる希望』のシネマ・コンサートを観ているんですけど、小田井さんはご覧になったことはありますか?

小田井:シネマ・コンサートは観たことないので、だからこそ楽しみです。国宝級のジョン・ウィリアムズの曲を生演奏で聴けて、映画も観られるなんてすごい贅沢ですよね。僕は数えきれないくらい『スター・ウォーズ』を観ていますけど、一度復習してから観に行きたいと思います。それは生のオーケストラと映画館のサラウンドシステムで聴くことの違いを聞き分けるために、一回元の音を知っておいたほうがいいと思うので。音楽の奥深さが多分変わってくるはずなんで。映画館では聞こえてこないような音まで聞けるのかと思うと楽しみだし、すごく贅沢な体験だと思います。

『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』

松崎:さっきも話に出ましたが『スター・ウォーズ』の音楽はテーマがあって、この音楽がかかったらあのキャラクターが出てくるぞ、みたいに予兆的に使われることがあります。そういう曲が始まった瞬間にお客さんが拍手し始める一体感がシネマ・コンサートの魅力の一つです。でも、不思議なことに、シネマ・コンサートって、最初はどうやって演奏してるのかなと演奏者も気にして見るんですけど、いつの間にか画面の世界に引き寄せられて行ってしまうんです。

小田井:なるほど、自分が今贅沢な体験してることを忘れていくんですね。耳が贅沢慣れするというか。

松崎:そうなんです。すごく不思議なので、ぜひこれを体験していただきたい。

――普通の映画館で観るのと、シネマ・コンサートで観るのでは、鑑賞体験としてどれくらい違いますか?

松崎:かなり違います。音楽は生演奏なのに、映像は映画館と同じ。最初は音楽の響き方に違和感を覚えますが、これは演奏者のスキルの高さもあって、鑑賞中にだんだんそういうことを意識しないようになっていくんです。それでいて、スピーカーを通しても生演奏ならではの空気と振動が伝わってきます。コンサートのように音楽を体感できるのも魅力です。

シネマ・コンサートでしか味わえない『スター・ウォーズ』体験

松崎:このシネマ・コンサートは、大きなスクリーンで『スター・ウォーズ』が観られるチャンスでもあります。実際、リバイバル上映の機会も少ないじゃないですか。大スクリーンで観る価値ってやっぱりありますよね。

小田井:宇宙が舞台ですからスクリーンが大きいに越したことはないですよね。作品の奥行きが違ってきますし、舞台も目まぐるしく変わっていって作品の中で四季を感じさせますから、そういう良さがより伝わってくると思います。スピーダーに乗ってるシーンとか、あの感覚はスクリーンの方がリアルに伝わりますね。木にぶつかったりするシーンの怖さとか。

松崎:やはり作り手はスクリーンで観てもらうことを想定して作っているから、視線誘導なんかも計算しているんですよね。テレビの小さい画面だとそこまで視線を動かさないですから、大画面で観ると改めてそういうことに気づくんです。

(左から)松崎健夫、小田井涼平

――オリジナル3部作を全て上演するというのも贅沢ですね。

小田井:そうですね。『スター・ウォーズ』は数年おきに公開されているわけですけど、それぞれの期間に間があってルークたちも成長しているんです。ルークとハン・ソロの距離感も縮まってて、そういうのが一気に観られるのもいいですよね。

松崎:シリーズをイッキ見できるのは、後から観る醍醐味でもあります。しかもそれをスクリーンで観られるチャンスは本当に少ないんです。この機会を逃したら次はいつあるかわかりません。それにシネマ・コンサートの鑑賞体験は、普通の映画鑑賞と異なり生演奏だから、毎回同じではないんです。それもまた魅力的で、この時にしか味わえないものがあるわけです。

小田井:コンサートという言い方をしていますけど、要はこれ“ライブ”ですもんね。僕もテープが擦り切れるくらい観ていますけど、今までとはまったく違う体験になるってことですから。

松崎:そういっても過言じゃありません。その日限りの『スター・ウォーズ』体験ができます。

小田井:ファンからしたら自慢になりますね! もしかしたら、オリジナル3部作を一挙に観られてオーケストラで聴けるのは、もう自分が生きてる間にはないかもしれないですから。

松崎:おっしゃる通りです。ぜひみなさん足を運んでください。

小田井:はい。足だけじゃなくて体も運んでください。今日は本当にありがとうございました!

スター・ウォーズ シネマ・コンサート2025 | STAR WARS -IN CONCERT 2025 | 4/18(金)・19(土)・20(日)東京で開催!

■放送情報
『今度ナニ観る!?』
BS朝日にて、4月14日(月)23:24〜
小田井涼平×松崎健夫対談の模様を放送
公式サイト:https://www.bs-asahi.co.jp/nanimiru-event/

■公演概要
『〜究極の祭典「スター・ウォーズ セレブレーション」日本開催記念〜スター・ウォーズ シネマ・コンサート2025 STAR WARS -IN CONCERT 2025』
日時:
4月18日(金)開場18:00/開演19:00 『新たなる希望』(エピソード4)
4月19日(土)開場12:30/開演13:30 『新たなる希望』(エピソード4)
4月19日(土)開場18:00/開演19:00 『帝国の逆襲』(エピソード5)
4月20日(日)開場12:30/開演13:30 『ジェダイの帰還』(エピソード6)
会場:東京ガーデンシアター(有明)
英語上映・日本語字幕付き
コンサート出演:
指揮:ニコラス・バック
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
ロビーコンサート概要:
各公演の開場時間中に、ロビーコンサートも実施します。金管五重奏、弦楽四重奏によるミニコンサートで、お馴染みの“あの曲”が楽しめる、スター・ウォーズ シネマ・コンサートではもはやお馴染みのロビーコンサートもぜひお楽しみください。
各公演の開場時間中に会場ロビーにてミニコンサートを実施します。
・開場時間~約5分後……金管五重奏
・開場時間~約25分後……弦楽四重奏
※実施時間や内容は、予告なく変更になる場合があります。
※チケットをお持ちの方のみご鑑賞いただけます(ロビーコンサート鑑賞用の入場券・整理券等はございません)。

チケット料金(税込/全席指定):
SS席:大人 14,000円/小・中人 7,000円(ピクチャーチケット(紙)付き)
S席:大人 11,000円/小・中人  5,500円
A席:9,000円
※4歳未満のお子様のご入場はお断りさせて頂きます。
※小人・中人料金は、4歳以上〜17歳以下(公演日の時点で、満4歳以上~17歳以下が対象になります)。入場時に年齢の分かる証明書のご提示をお願いする場合がございます。
※各席種の座席位置は、座席エリアMAP(公式サイト)をご確認ください。
チケット一般発売:発売中

©& TM LUCASFILM LTD. ALL RIGHTS RESERVED © DISNEY.
公式サイト:https://www.promax.co.jp/starwars/

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