チソン、万全の役作りで放つカリスマ性 俳優としても父親としてもベストライフを築く

チソン、万全の役作りで放つカリスマ性

 2017年、リベンジサスペンス『被告人』では、陰謀により検事から死刑囚へと陥れられた主人公を演じ、SBS演技大賞を受賞。免罪を晴らすために真実を暴き逆襲するスリリングな展開に釘付けに。2018年、夫婦の日常生活に起こる奇跡を描いた『知ってるワイフ』では、夫婦生活に悩む主人公がタイムスリップし妻を入れ替えようとして、人生の大事なことに気づくストーリーが爽快(同作は2021年にSUPER EIGHTの大倉忠義と広瀬アリスにより日本でもリメイクされた)。2019年、久坂部羊の医療小説『神の手』を韓国リメイクした『医師ヨハン』で、ペインクリニックで働く天才医師を演じ、役としても俳優としてもカリスマ性を発揮。『愛のあとにくるもの』で坂口健太郎とのダブル主演でより日本での知名度を上げたイ・セヨンとのラブラインも見どころだった。

『医師ヨハン』©︎SBS

 近年は、ディストピアと化した韓国で、ライブ法廷ショーを司るダークヒーローの判事役を務めた2021年の『悪魔判事』、性格も職業もまったく異なる双子の兄弟を一人二役で演じた2022年の推理サスペンス『アダマス 失われたダイヤ』と、ミステリアスなストーリーが繰り広げられるドラマで観る者を魅了していったチソン。

『アダマス 失われたダイヤ』©2022 Disney and related entities

 プライベートでは、2004年の『ラストダンスは私と一緒に』で共演した、『Mine』などの実力派女優イ・ボヨンと長らく交際した末、2013年に結婚し、二児のパパでもある。彼のInstagramには、作品紹介以外に、イ・ボヨンと子どもたちとの家族写真や、子どもたちが作った工作やイラストなどが度々登場。家庭円満、役者業も順調と、公私ともに好調な様子がうかがえる。

 シリアスな役柄はもちろんのこと、コミカルな役柄でも、細部まで万全の役作りで挑むチソン。最新作『コネクション』以降もどのようなキャラクターで驚かせてくれるのか、今後にも期待が募る。

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