『おむすび』松平健の再登場で波乱の予感 “タイムリー”な大阪万博とのリンクも

「ハッハッハッ!」という豪快な笑い声が響いたNHK連続テレビ小説『おむすび』第101話。糸島に住む結(橋本環奈)の祖父母、永吉(松平健)と佳代(宮崎美子)が神戸にやってくる。
2人が登場するのは1月6日に放送された第66話以来、約2カ月ぶり。花(宮崎莉里沙)が生まれてからは初めてであり、永吉と佳代は結たちと糸島の食材を使った料理を囲みながら、ひ孫の成長に目を細める。

ところで、なぜ2人は急に神戸を訪れたのか。おそらく胃ガンで手術を受けた聖人(北村有起哉)が心配で飛んできたのだろうが、そこは素直ではない永吉。次の万博がまた大阪でおこなわれると聞いて、万博記念公園の太陽の塔が見たくなったという。どこまで真実なのかは分からないが、永吉は1970年の万博の際、アメリカン・パークの洋食レストランで使う食材を毎日福岡から大阪までトラックで運んでいたそうだ。現実世界では、2度目の大阪・関西万博が開催されるのは今年。開幕まで2カ月を切っており、かなりタイムリーな話題だ。
結たちは永吉のリクエストに応え、みんなで太陽の塔を見に行こうとするが、あいにく歩(仲里依紗)は佑馬(一ノ瀬ワタル)と洋服の縫製を発注しているベトナムの工場を訪れているために不在。ヘアサロンヨネダは月・火が定休日で、結は土日休みなので、なかなか予定が合わない。それでも家族全員にこだわる永吉の頑固さや、相変わらずのホラ吹きにうんざりモードの聖人。

その頃、結はかつての自分と同じ重度妊娠悪阻で入院中の患者・千佳(笠間優里)を担当していた。親に結婚を反対され、親子の縁を切って家を出たため、夫以外に頼る人がいない彼女に結は聖人の話をする。聖人も永吉と折り合いが悪く、糸島の実家を飛び出し、神戸にやってきた。それでも胃がんで入院中、結に退院したら何がしたいかと聞かれ、一番に出てきた言葉は「糸島行きたい」。聖人にとっては、糸島がいざという時、真っ先に浮かぶ大切な場所なのだ。そこには、永吉や佳代と過ごした日々の思い出が詰まっている。





















