『べらぼう』“絵師”唐丸の正体を考察 子役・渡邉斗翔が放つ“天才”の説得力

『べらぼう』“絵師”唐丸の正体を考察

 なお、NHKの公式YouTubeチャンネルでは1月24日に『【大河ドラマべらぼう】4分でわかる 蔦重が手がけた歌麿・写楽【公式解説】』という動画が公開されている。歌麿と写楽は今後の展開において重要な人物ということか。とはいえ近年、SNS上ではドラマ作品の“考察”が盛んだからこそ、ミスリードを誘うためにあえて北斎を外している……というのは考えすぎだろうか。

 また、NHK大河ドラマ・ガイド『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~前編』(NHK出版)において、脚本を担当する森下佳子は「謎の多い東洲斎写楽ですが、『写楽が誰だったのか』ということよりも、蔦重が何を狙ってプロデュースしたのかに重点を置いて描いていければと考えています」とコメントしている。森下がプロデューサーとして蔦重の描き方に重きを置く分、案外、唐丸の正体は喜多川歌麿でも、東洲斎写楽でも、葛飾北斎でもない、なんてこともあるのではないか。

 その正体に対してさまざまな考察で盛り上がる唐丸だが、第5回ではそんな彼に危機が訪れる。予告編では唐丸が見知らぬ男にやや怯えるような表情を見せているほか、蔦重が必死になって唐丸を探している姿も。蔦重の「小さな相棒」として存在感を発揮するだけでなく、第4回で画才を発揮した唐丸がここで退場してしまうのは惜しい。第5回の展開が気になるところだ。

参照
https://www.nhk.jp/g/blog/nk1mmr3s892/
https://www.youtube.com/watch?feature=shared&v=scECGf9gYYQ

■放送情報
大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』
総合:毎週日曜20:00〜放送/翌週土曜13:05〜再放送
BS:毎週日曜18:00〜放送
BSP4K:毎週日曜12:15〜放送/毎週日曜18:00〜再放送
出演:横浜流星、小芝風花、渡辺謙、染谷将太、宮沢氷魚、片岡愛之助
語り:綾瀬はるか
脚本:森下佳子
音楽:ジョン・グラム
制作統括:藤並英樹
プロデューサー:石村将太、松田恭典
演出:大原拓、深川貴志
写真提供=NHK

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