今後のMCUにおける重要人物? キャプテン・アメリカを継承したサム・ウィルソンの歩み

2月14日に日米同時公開される映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の主人公サム・ウィルソンについて、マーベル・スタジオ社長であるケヴィン・ファイギのコメントが到着した。
本作は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)などを世に送り出してきたマーベル・スタジオの劇場公開新作映画にして、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に続く『キャプテン・アメリカ』シリーズ最新作。
主人公は、“初代”キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースから最も信頼され、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストでヒーロー引退を決めたスティーブから盾を託されたサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)だ。
初登場時は空翔ぶ戦士“ファルコン”として人工の翼を駆使し、アベンジャーズと共に幾度も世界を救ってきたサム。元兵士で高い戦闘スキルを兼ね備え、肉弾戦と空中戦の二刀流で戦うことができるサムについて、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギは「サムのキャラクターはMCUにおいて重要だ」と断言。新キャプテン・アメリカとしての活躍が迫る今、サム・ウィルソンのキャラクター、そして歴史を振り返る。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)で初登場したサム。かつては米空軍のパラシュート部隊に将校として所属していたが、親友の同僚が任務中に落命し、死に対して何もできなかった無力感から軍を退役した過去を持つ。ある日、同じように過去の友人に強い想いを抱く“初代”キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースと出会い、友人となったサムは、彼と共に戦うために “ファルコン”として活動を開始。その後はアベンジャーズの一員としても活躍。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)、『アントマン』(2015年)などにも姿を見せた。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)でアベンジャーズが内部分裂した際は、サムは迷わずスティーブ側に立つことを選択しつつ、“分断”の中で冷静な判断を下す聡明な一面も発揮。飛行能力を駆使して、アイアンマン、スパイダーマン、ブラックパンサー、ヴィジョンら“アイアンマン陣営”と激しい戦闘も繰り広げた。
その後、再び同じ方向を向いて歩み始めたアベンジャーズ。しかし、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)では最凶最悪の敵サノスが襲来。『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではサムもラストバトルへ参戦し、アベンジャーズが見事勝利を掴んだ。
その後、スティーブは誰かのためではなく、自分のために人生を送ってみたいという思いからヒーローを引退。そして、正義の象徴“キャプテン・アメリカ”を継ぐ者としてサムに盾を託した。
新キャプテン・アメリカについて、ファイギは「サムのキャラクターはMCUにおいて重要だ。彼が変化し、成長し、いろんなことを経験していくことで、MCUに大きな影響を与えることはあり得るし、そうあるべきだ。ファンはさまざまな憶測をしてくれるけど、今まで出てきていないコミックの要素が出てくるとか、地球がふたつに割れるとか、そんなすごいことである必要はない。キャラクターが少し変化するだけでも、将来のストーリーに大きな影響を与えるほどのキャラクターなんだ」とその重要性を解説した。
ドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021年)では、“盾”の重圧に葛藤するサムが描かれてきたが、本作ではスティーブの意思を継ぐことを決意した彼の新たな物語が描かれていく。アメリカ大統領ロスが開く国際会議でテロ事件が発生したことをきっかけに生まれた各国の対立が、世界大戦の危機にまで発展してしまう。この混乱を食い止めようとする新キャプテン・アメリカことサムに、“赤いハルク”と化した大統領ロスが襲いかかる。だが、全ては“ある人物”によって仕組まれた陰謀だった……。
■公開情報
『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』
2月14日(金)全国公開
出演:アンソニー・マッキー、ダニー・ラミレス、リヴ・タイラー、ジャンカルロ・エスポジート、ハリソン・フォードほか
監督:ジュリアス・オナー
製作:ケヴィン・ファイギ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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