藤原紀香、“ぶっ飛びキャラ”封印で『おむすび』後半戦の鍵に 神戸との深い縁も

最初の出会いこそ最悪だったものの、お互いに惹かれあった結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗)は、どんな時でもお互いを支え合い、ついに結婚。そんな、結の人生が新たなフェーズへと入ったNHK連続テレビ小説『おむすび』に、藤原紀香が新キャラクターとして登場する。
藤原は、高校生の時に甲子園球場から試合の模様を伝えたり、選手や彼らを支える人などにインタビューする同世代の「セブンティーンリポーター」に応募し、テレビに初出演。応募当時は“テレビでの仕事”に憧れていたわけではなかったが、これをきっかけに人に物事を伝えるアナウンサーやリポーターになることを志したという。そして大学生の時に「ミス日本コンテスト」で優勝し、芸能の道へ。だが、このコンテストへは藤原の母が内緒で応募したものだというから人生はわからないものだ。
その後、モデルや関西のバラエティ番組での活動を経て、1995年に東京を拠点に移した藤原は、さまざまなドラマや映画、そして舞台でも活躍するように。近年の藤原は、「上品で美人」という自らのイメージを逆手に取り、“面白キャラ”も進んで演じることで新たな一面を見せている。
藤原紀香はコメディでこそ輝く 『離婚しない男』『翔んで埼玉』で発揮する“ノリの良さ”
妻が浮気していることを偶然知ってしまい、一人娘の親権を獲得するべく、浮気の証拠集めと養育実績を作るために奮闘する男を描く『離婚し…
妻が浮気していることを偶然知ってしまい、一人娘の親権を獲得するべく、奮闘する男を描いた『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』(2024年/テレビ朝日系)で藤原は、上品な関西弁を話すはんなりとした雰囲気でありながら、大胆な露出の服装で、“サレ夫”の渉(伊藤淳史)に近づいていく謎多き美女・竹場ナオミを演じている。ナオミは渉が頼れる人であるのを察知すると、何かと理由をつけて家に招いたり、露骨に誘惑してきたりする。だが、その行動はどこか芝居がかっていて彼女のまとう雰囲気にはピュアさも感じられた。そのためナオミには、男が自分に惹かれていく様子を楽しんでいるような妖艶さもあるのに純真そうというちぐはぐさがあった。それに影響され、なんだかよくわからずにオロオロする渉の様子はこのドラマのクスッと笑えるポイントのひとつとなっていた。
藤原紀香、『翔んで埼玉』続編に神戸市長役で出演 夫・片岡愛之助と夫婦役で共演へ
11月23日に公開される映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』の新キャストとして、藤原紀香、川﨑麻世、モモコ(ハイヒール)…
さらに夫・片岡愛之助との共演も話題となった映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』で藤原は、『翔んで埼玉』特有の派手なメイクなども施さず、黒のドレスに大ぶりのアクセサリーを身につけ、やや高飛車な神戸市長として出演。この神戸市長は、それだけでも目を引くのに、大阪府知事・嘉祥寺晃(片岡愛之助)と夫婦でありながら、京都市長(川崎麻世)とは愛人関係であり、自分の利益のために男を利用する悪女の面もあり、“面白キャラ”を通り越して情報過多なキャラクターだった。