2024秋アニメ総括&2025冬アニメ展望 キーワードは「ショート」「最終話」「たこ焼き」
2024年のアニメが終わったと思ったら早速2025年のアニメが多数始まり、正月からてんやわんやという人もいるでしょう(詳しくは後述)。しかし一応はクールの切れ目ということで、今回は秋アニメの振り返りと冬アニメの展望を綴ってみます。
久々? ショートアニメが大活況!
10年くらい前まではショートアニメが多数あったはずですが、最近は数の減少に伴って話題作も減ったように感じます(『PUI PUI モルカー』くらい?)。しかし秋クールは『SHIBUYA♡HACHI』『クマーバ』『ぷにるんず』といった朝の人気作の続編に加え、新作……特にギャグ作品も傑作ばかりでした。
楽天ユーザーならずとも見たことはありそうなマスコットを使った高松信司監督作『お買い物パンダ!』、美少女ゲーム原作ながらあの手この手で楽しませてくる『ハミダシクリエイティブ』、そして顔はかわいいけど全員性格がクソなアイドルもの『ネガティヴハッピィ』と個性派揃い。初笑いがまだの方は、いずれもおすすめです。
また、犬ものの『殿と犬』は殿役に大塚明夫さん、杉田智和さん、武内駿輔さん、相葉雅紀さんをキャスティングし、4バージョン放送するというチャレンジを見せてくれました(これは第2クールに突入中)。
え、これで終わり? 消化不良な最終話が多かった
続いてはややネガティブな話題ですが、秋はぶつ切れ気味な最終話が続きました。例えば『ダンダダン』はヒロインのモモが入浴中におじさんたちに襲われそうになるところで、『MFゴースト2nd Season』は主人公のカナタが怪我を抱えたまま挑んだ第3戦の序盤で終わり。いや、翌週から続きを観せてよ!
ほかにも『星降る王国のニナ』や『君は冥土様。』なども同様の感がありました。これらのなかには続編が決まっている作品もあるものの、一区切りするならそれなりのオチみたいなものを期待する人も多いのでは。まあ2024年にはぶつ切れ最終回でタイトルを完遂した『この世界は不完全すぎる』という快作もあるだけに、上記したような作品も続きを観れば納得できるのかもしれませんが……。