『損するのは嫌だから』『完璧な家族』など話題作に出演 キム・ヨンデのイノセントな佇まい

キム・ヨンデの魅力はイノセントな佇まい

 2020年は、『浮気したら死ぬ』でチョ・ヨジョン演じる最恐の妻を監視する国家情報院要員チャ・スホ役をクールに演じ、2020年・2021年とシリーズ1から3まで放送された『ペントハウス』の出演で一気に知名度をアップ。社会現象となった同作では、セレブたちが暮らす超高層マンションのヘラパレスの最上階に住む、顔もよく頭もいいパーフェクトな高校生チュ・ソクフン役を演じたキム・ヨンデ。2021年には、『ペントハウス』でSBS演技大賞新人演技賞を受賞と急成長を遂げた。

『ペントハウス』©︎SBS

 そして、2022年には芸能界が舞台のラブコメ『流れ星』で初主演を果たしたキム・ヨンデ。完全無欠のトップスター、コン・テソン役を演じ、キラキラした姿で多くの女性ファンをときめかせる。さらに同年、初の時代劇作品でもある主演作『禁婚令 ー朝鮮婚姻禁止令ー』では、若き王イ・ホン役で新しい魅力を披露。コミカルなラブストーリーが話題を呼び、MBC演技大賞優秀演技賞を獲得した。2023年には、転生ロマンス『昼に昇る月』で、一人二役に挑戦。同作でもトップスター役を担い、転生により運命に翻弄されるハン・ジュノとして役を演じ切った。

『昼に昇る月』©︎2023 KT StudioGenie Co.,Ltd All rights reserved

 こうして主演作が続くキム・ヨンデは、今まさに乗りに乗っている若手俳優だ。20代になっても学生服を着て違和感がないのは、その王子様的ルックスのせいだけではなく、どこかイノセントな雰囲気を醸し出す佇まいがあるからだろう。だからこそ、「ウェブドラマ界のプリンス」として頭角を現し、地上波のドラマでも主演を張るまでになったに違いない。年代的にもしばらくはロマンス作品で名を馳せるだろうが、年齢を重ねてから、ダークな役などで演技の幅を見せられるようになるかどうかが、ずっと活躍できるかの境界線になるはずだ。

 ただ、今はひとまず、配信途中の『損するのは嫌だから』で、キム・ヨンデとシン・ミナによる“損益ゼロ”のロマンスを楽しみたいところ。今後、『ソンジェ背負って走れ』でブレイクしたピョン・ウソクの特別出演もあり、どのような展開になっていくのだろうか。ドラマとともに、キム・ヨンデの活躍を見守りたい。

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