俳優、MC、歌手、バラエティ番組と多彩な活躍 “国民の彼氏”パク・ボゴムの軌跡
こうして俳優としても着実にステップアップを重ねているパク・ボゴムだが、もともと歌手志望だったことや、大学時代にミュージカルを学んでいたこともあり、その歌唱力にも定評がある。代表作『雲が描いた月明かり』では参加したOST「愛しい人」で切ない恋心を歌い、演技でも歌でも女性ファンを釘付けにしたが、2019年にはシングル「Bloomin'」で日本での歌手デビューを果たし、2020年にはアルバム『blue bird』も発売するなど日本でもその歌声に酔いしれるファンは多い。
そんな歌手活動とともに、司会者としても手腕を発揮しているパク・ボゴム。2015年から2016年に音楽番組『ミュージックバンク』でガールズグループ・Red Velvetのアイリーンとともに番組MCを担当し、時にデュエットで歌声も披露している。さらには、2018年から、入隊中を除いて連続で百想芸術大賞のMCを担当。2024年で6度目のMCとなり、最新作『ワンダーランド』でも共演となったペ・スジと、同大賞で再びMCとなりタッグを組んだ。また、日本で開催された音楽イベントほか、いずれも堂々たる司会ぶりを見せたパク・ボゴムの多彩さが際立つ。
そして実際にもピュアなイメージそのままの好青年といわれるパク・ボゴムだが、素顔を垣間見られるのは、バラエティ番組ではないだろうか。これまでいくつかのバラエティに出演しているが、ドラマ『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』で共演したパク・ボゴム、リュ・ジュンヨル、コ・ギョンピョ、アン・ジェホンによるアフリカのバックパック旅行記『花より青春アフリカ編〜双門洞4兄弟~』では、飾らない彼の姿に癒やされ、ドラマがより味わい深くなる4人の友情も話題となった。
個人的には、K-POPクイーンのイ・ヒョリが夫と愛犬たちと暮らす済州島の家を舞台にした2018年の『ヒョリの民宿』シーズン2が印象深い。パク・ボゴムの登場に、ヒョリと、先に従業員として参加していた少女時代のユナに「いるだけで役にたつ」と力説され、短い参加期間ながら一生懸命従業員として働き、周りを癒やしていた。最新の韓国バラエティ出演としては、アイルランド・ダブリンへ行く『My name is ガブリエル』がディズニープラス「スター」で配信スタートしている。
2023年にはデビューしてから初めてとなるミュージカル『Let Me Fly(レット・ミー・フライ)』に取り組み、新たな輝きを放ったパク・ボゴム。今後、IUとのダブル主演ドラマ『本当にお疲れさまでした』のNetflixでの配信が予定されているが、30代もきっとさらなる光を放つ彼から、目が離せそうもない。