『光る君へ』佐々木蔵之介の“器の大きさ”が安らぎに 宣孝がまひろの夫となるのも納得
宣孝がまひろに「わしの妻になれ」と口にするまでのやりとりについて、佐々木は「心がゴロゴロゴロっと動いていったというふうに、自分はあの会話の中でドラマが起こっていったというふうに思っています」と語った。
為時は、まひろが宣孝の妻になることに難色を示したものの、まひろは、ありのままの自分を引き受けてくれると言った宣孝となら穏やかに暮らせると感じていた。まひろが宣孝の妻になることに前向きになれるのは、旧知の仲ということもあると思うが、胸の内にある道長への思いを無理やり消し去ることなく、ともに生きられる相手というのが大きい。
宣孝を演じている佐々木のおおらかな口ぶりや朗らかな笑顔によって、宣孝の寛大さが伝わってくる。調子がいいことを言う宣孝にまひろが怒るといった場面が今後多くなる気もするが、そんな宣孝といることでまひろの心は安らぎを得られるはずだ。
■放送情報
『光る君へ』
NHK総合にて、毎週日曜20:00〜放送/ 翌週土曜13:05〜再放送
NHK BS・BSP4Kにて、毎週日曜18:00〜放送
NHK BSP4Kにて、毎週日曜12:15〜放送
出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、井浦新、高杉真宙、吉田羊、高畑充希、町田啓太、玉置玲央、板谷由夏、ファーストサマーウイカ、高杉真宙、秋山竜次、三浦翔平、渡辺大知、本郷奏多、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗、段田安則
作:大石静
音楽:冬野ユミ
語り:伊東敏恵アナウンサー
制作統括:内田ゆき、松園武大
プロデューサー:大越大士、高橋優香子
広報プロデューサー:川口俊介
演出:中島由貴、佐々木善春、中泉慧、黛りんたろうほか
写真提供=NHK