『くる恋』瀬戸康史の大人のカッコよさに痺れる SNS上で浮上した“朝日がストーカー説”

『くる恋』瀬戸康史の大人のカッコよさ

 最終的には、自分の内面と向き合い、聡の元に結婚の祝福を伝えに行った公太郎。「結婚式で友達のブーケを作れるようになったなんて、夢が叶ったようなもんだから」と言い切る大人のカッコよさに痺れる。聡は長年罪悪感を感じていたが、公太郎は「お前との思い出は死ぬほどあるから」と励まし、そのまま聡の結婚式に出席することに。式での幸せそうな聡と公太郎の友情に胸が熱くなるのを感じた。

 ちなみに、聡を演じた浜中文一は、TBSドラマへの出演は『初めて恋をした日に読む話』(2019年)以来、約5年ぶりとなる。浜中はこれまで数々の舞台やミュージカルで主演を務め、今年からフリーの俳優として新たな一歩を踏み出した。本作は、フリーとなって初めての地上波ドラマ出演であり、さっぱりとした良い友人役として公太郎の親友・聡を好演した。

 また第7話では、まことのストーカー問題について、視聴者の間で様々な考察が飛び交った。その発端となったのは、まことが取り戻した記憶だった。ストーカーに追われていたまことが公太郎の店に駆け込んでいたという描写から、公太郎はストーカーではないと推測できる(断定はできないが)。そうなると、律(宮世琉弥)か朝日(神尾楓珠)がストーカーの有力候補として浮上してくるのだ。また、まことが「ねえ、私たちってあの日が初対面だよね?」と律に確認する場面での律の反応からも、2人が初対面ではなさそうな雰囲気が伝わってくる。

 一方、朝日は律の元を訪ねていた。公太郎から、律がまことと以前から知り合いだったことを聞いていた朝日は、律が嘘をついていると問い詰める。しかし律は「朝日なんて名前一度も聞いたことない」と言い、「ただのいい人に負ける気しないんで」と挑発的な態度で朝日に応じる。だが、律がストーカーだと決めつけるには少々早そうだ。

 朝日の「あのさ、俺全然いい人じゃないから」というセリフにも、何か“訳アリ”な雰囲気が漂っていた。このやり取りを受けて、SNS上では朝日がストーカーなのではないかという説も浮上している。「本当にいい人だよね」とまことに言われたばかりの朝日にとって、律の言葉はなんらかのスイッチを押してしまったようだ。

 次回は朝日が想いを伝えるようだが、3人からそれぞれ矢印を向けられているまことは、指輪職人の間で語り継がれるジンクス「お客さんの指輪をたくさん作ると、自分の指輪はなかなかはめられない」を破ることができるのだろうか。実はまことの運命の人は、なんらかの事情で偽りの仮面を被って、近くにいるのかもしれない。

■放送情報
火曜ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』
TBS系にて、毎週火曜22:00〜22:57放送
出演:生見愛瑠、瀬戸康史、神尾楓珠、宮世琉弥、丸山礼、高野洸、村方乃々佳、肥後克広(ダチョウ俱楽部)、ともさかりえ、片平なぎさ
脚本:吉澤智子
演出:松木彩
プロデューサー:八木亜未
音楽:末廣健一郎、MAYUKO
主題歌:Da-iCE「I wonder」(avex trax)
編成:武田梓
製作:大映テレビ、TBS
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/darekoi_tbs/
公式X(旧 Twitter):@darekoi_tbs
公式Instagram:darekoi_tbs 
公式TikTok:darekoi_tb

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