『Destiny』12年後の真樹の姿は亀梨和也の真骨頂 奏と再び惹かれ合う“危険な”展開に

『Destiny』12年後の真樹は亀梨和也の真骨頂

 実際には重々しい事情を抱えていながらも軽やかにそこに存在する真樹という役は亀梨にぴったりだ。重くなってしまうのは簡単だが、それを敢えて見せず内に閉じ込められる亀梨だからこそ、12年前の事件の謎をずっと抱え続けられるのだろう。密室の車内でカオリ(田中みな実)との間に何があったのか。『大奥』(フジテレビ系)で演じた将軍・家治も簡単には自分の傷を見せない気高さと自分だけが楽になろうとはしない矜持が滲む役どころだった。

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 やはり奏の父親・辻英介(佐々木蔵之介)は自殺ではなく殺されたようで、真樹の父で弁護士の野木浩一郎(仲村トオル)がこのことに関わっているようだ。大物政治家の息子の関与が疑われる違法薬物の売買事件を通して、奏は浩一郎と対峙することになる。

『Destiny』第2話

 さらに、そもそも真樹が一時保護されていた病院が貴志の勤務先で、どうやら彼の脳には異常が見つかっているらしい。

 知美(宮澤エマ)の予感は的中で、そもそも因縁深かった奏と真樹が再会を果たしたならば、2人が惹かれ合うのは必至の展開だ。“愛されてると思ってた人に消えられる”経験を2度も経験している奏にとって、何とか3度目は避けられないものかと今から祈るような気持ちだ。

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