『アクマゲーム』間宮祥太朗の“曇りなき眼”の説得力 照朝、初、悠季に三角関係の兆しも

『アクマゲーム』間宮祥太朗の“説得力”

 「人間というのは2種類いて、自分のために勝つ奴と赤の他人のために負けて全てを失う奴」とは兵頭の言葉だが、照朝たち親友3人の戦い方は必ずしもそうではないことを見せてくれているかのようだ。亡き父・清司(吉川晃司)の命を奪った崩心祷(小澤征悦)に近づくために“悪魔の鍵”を集めるしかない照朝は、“復讐したいというのも欲望かもしれない”と自問自答していたが、「金も女も力も思うまま」にしたいがために“悪魔の鍵”を得ようとしている兵頭とは全くベクトルが異なるだろう。

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 さらに、照朝は兵頭に「本当は表舞台に戻ること」こそが自分の望みではないのかと問うていた。人の欲望を手玉に取って利用しようとばかりする崩心しかり潜夜と、相手にその欲望の裏にある自身の本音に目を向けさせようとする照朝。後者は亡き父の秘書・岡本(橋本じゅん)が言った「欲望もそれを生み出す道具もただここにあるだけ」ということを照朝がまさに体現していた。照朝役を演じる間宮祥太朗の真っ直ぐで強い眼差しが、相手に自分の本音から逃げずに向き合うことをより促す。兵頭が苦し紛れに「清廉潔白みたいな顔しやがって」とこぼすしかない、間宮扮する照朝の目標がブレない“曇りなき眼”が説得力を宿す。

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 次の対戦相手は天敵の潜夜であり、崩心はよりにもよって清司亡き後、会社を乗っ取った張本人である現会長の宮ノ内の元に“悪魔の鍵”を1本落とした。また、変わらぬ友情を確認し合った照朝と初と悠季だが、初が経営する会社への融資がなかなか思うように決まらないという局面におり、なんだか喉から手が出るほどほしくなってしまう“欲望”の種を持っているのは、実は照朝の身近な人という展開が待ち受けていそうだ。さらに照朝と初と悠季の間には三角関係の兆しも見られており、これが3人の関係を切り裂くことに発展しないことを祈るばかりだ。

■放送情報
日曜ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜放送
出演:間宮祥太朗、田中樹、古川琴音、竜星涼、嵐莉菜、増田昇太(s**t kingz)、福山翔大、坂口涼太郎、桐山漣、橋本じゅん、小澤征悦、吉川晃司ほか
原作:『ACMA:GAME』原作:メーブ、作画:恵広史(講談社『週刊少年マガジン』)
脚本:いずみ吉紘、谷口純一郎
演出:佐藤東弥、狩山俊輔、松田健斗ほか
チーフプロデューサー:松本京子
プロデューサー:藤村直人、岩崎広樹、後藤庸介、大庭佑理(AX-ON)、本多繁勝(AX-ON)
音楽:菅野祐悟
VFX:デジタル・フロンティア
制作協力:日テレアックスオン
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/acmagame/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/ntv_acmagame
公式Instagram:https://www.instagram.com/ntv_acmagame

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