西野七瀬が『大奥』で引き受けるいびられっぷり 強い意志を感じる“これまでと違う表現”

『大奥』西野七瀬に感じるこれまでと違う表現

 その勢いのまま、翌年の『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)では新人薬剤師の相原くるみ役を好演。役名のInstagramアカウントを開設するなどドラマの放送時間外にも視聴者を楽しませてくれた。さらに『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ・フジテレビ系)ではセックスレスの冷めきった夫婦関係に悩む専業主婦と言う攻めた役もこなし、女優としてのステップを着実に歩んでいく。

 こうした現代劇においては、キャラクターが例え裏の顔を持っていたとしても、西野の持つ可愛らしさや清純さは芝居に活きており、弱々しい可憐さも魅力の一つであった。だが今回、時代劇の『大奥』では、倫子に向ける大きな優しさや、おおらかに構えた頼もしさもあり、倫子を支えようという強い意志さえ感じられることから、これまでとは違った表現で役に挑んでいるように思える。加えて、第3話では大奥料理役人の葉山貞之助(小関裕太)との関係もますます近いものとなり、恋の予感も。このあとも様々な場面でのお品の活躍が予想されることから、非常に楽しみである。倫子を献身的に支え、“おなごが色とりどりに生きられる”世界の実現のためにお品も一役買ってくれるのではないか。

■放送情報
木曜劇場『大奥』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00~22:54放送
出演:小芝風花、亀梨和也、西野七瀬、森川葵、宮舘涼太、栗山千明、安田顕ほか
脚本:大北はるか
企画:安永英樹
プロデュース:和佐野健一、清家優輝、出井龍之介、庄島智之
演出:兼﨑涼介、林徹、二宮崇、柏木宏紀
音楽:桶狭間ありさ
制作協力:ファインエンターテインメント
制作著作:フジテレビジョン、東映
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/ohoku2024/
公式X(旧Twitter):@ohoku_fujitv
公式Instagram:@ohoku_fujitv 

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