『ブギウギ』生瀬勝久のタナケンは「300点」 『舞台よ!踊れ!』制作裏をCPが明かす
第76話では、いよいよ『舞台よ!踊れ!』の幕が上がる。福岡は「舞台の台本を作るのはすごく難しい作業でした。エノケンさんと笠置さんがやっていた舞台のあらすじはなんとなく残っていたので、その舞台をちょっと紐解きまして。舞台演出の荻田(浩一)さん、ドラマ演出の盆子原(誠)と、どこを抽出しようかと相談しました」と台本制作の裏側を明かし、「本当はもっとドカーンとやれたら面白いんですが、なかなか尺もなく、象徴的な部分をダイジェストでやるかたちになってしまいました」と悔しさもにじませる。
とはいえ、喜劇から歌パートへと流れる構成は斬新で、羽鳥善一(草彅剛)がスズ子のために描き下ろした新曲「コペカチータ」の初披露も含め、『舞台よ!踊れ!』は魅力あふれるステージとなった。福岡は、生瀬と趣里のコンビネーションを「息ぴったり」と称え、「生瀬さんも自由に演じていらっしゃいましたし、趣里さんも思い切って、自分らしくやろうと弾けた舞台で面白かったです」と話す。
実は「踊りは苦手、勘弁してほしい」と言い続けていたという生瀬。だが、福岡は「いざステージがはじまると、ノリノリでした」と歌パートの撮影を振り返り、「舞台の主役でもありますし、独自の踊りで表現するということで、『こういった踊りで』となんとなくご説明しつつ、自由にやっていただきました」と、生瀬のコメディセンスが光るパフォーマンスの舞台裏を明かした。
女優として新たな一歩を踏み出したスズ子だが、第76話のラストには愛助の母であり、村山興業の社長・トミ(小雪)からの言伝で、結婚を許す代わりに歌手をやめるよう言われてしまう。歌で日本中を明るくしようと意気込むスズ子が、この試練をどう乗り越えるのか。ますます目が離せなくなってきた。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:趣里、水上恒司、草彅剛、蒼井優、菊地凛子、生瀬勝久、小雪、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
語り:高瀬耕造(NHK大阪放送局アナウンサー)
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
音楽:服部隆之
主題歌:中納良恵 さかいゆう 趣里 「ハッピー☆ブギ」
写真提供=NHK
公式サイト:https://nhk.jp/boogie