アン・ヒョソプ、『徹子の部屋』出演で大注目 『社内お見合い』などで見せた演技の幅
日本を代表する長寿トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にアン・ヒョソプが出演することが話題になっている。1995年生まれの、今大注目の韓国人俳優だ。
『徹子の部屋』には今まで、歌手のジェジュンや俳優のチャン・グンソク、ソン・イェジンなど、日本でも人気の韓国芸能人たちが出演してきた。番組公式YouTubeでは舞台裏が公開されており、黒柳も『アビス』(Netflix)、『社内お見合い』(Netflix)、『浪漫ドクター キム・サブ』(Netflix)など彼の出演作を観たと話している。2人がお土産を渡し合う様子はとても微笑ましく「はやく番組を観たい!」と思わずにはいられなかった。お互いに韓国語と日本語で通訳を介して話しているシーンもあれば、英語で直接話している場面も。アン・ヒョソプはカナダのトロントで学生時代を過ごしたため、英語が堪能なのだ。188センチという長身のスタイルに、白い歯が光る爽やかな笑顔、そして語学も堪能という彼が人気にならないはずがない。
アン・ヒョソプは2015年に俳優デビューを果たした。記念すべき初出演作となったのは、2015年放送のテレビドラマ『ポンダンポンダン 王様の恋』。数学が苦手な高校生・ダンビ(キム・スルギ)が受験当日に朝鮮時代にタイムスリップしてしまうが、次第にその学力から“天才”として扱われるという物語だ。ダンビと王の世宗(ユン・ドゥジュン)の心の距離が近づいていく様子が中心に描かれるのだが、アン・ヒョソプはその横で2人を見守り、時にダンビを助ける無口な護衛のパク・ヨンを演じている。出番が多いわけではないが、初々しさが垣間見えると同時に、幼なじみでもある王妃への秘かな恋心を滲ませる演技を見せてくれる貴重な作品だ。
大ヒットとなった『社内お見合い』では仕事一筋の財閥息子のカン・テムを演じている。デビュー作ではかなりクールな役柄だったが、一変してコメディ色が強い作品にもチャレンジ。正直で明るい社員のシン・ハリ(キム・セジョン)に惚れていくという、王道な恋愛シチュエーションだが、2人のテンポの良い掛け合いには思わずニヤついてしまうこと間違いなし。無口な役も、自分の思い通りに行動するストレートな役も、コメディも演じられることを体現したと言える。2022年のSBS演技大賞では、MCとしてキム・セジョンと共演したほか、2023年の同賞でも再会を果たしており、俳優として活躍し続ける2人をこれからも見守り続けたいと思わされた。