『うち弁』“くらあん”コンビの前に立ち塞がる吉瀬美智子 安達祐実の再登場にも期待
蔵前の前職時代の繋がりといえば、元マネージャーの仲間の安藤カオリ(安達祐実)の存在も忘れてはならない。カオリは蔵前に対してズバズバとものを言うが、親身になって悩みを聞いてくれる人物で、杏との接し方や新しい仕事に慣れない、迷える子羊ならぬ迷える蔵前を救う大切な存在だ。実はカオリは蔵前の元カノというのだから驚きだ。別れても仲良くしているところにお互いの人の良さが窺えるが、どうしても付き合ってた頃が気になってしまう。今後どこかで見られたりはしないのだろうか。
『大奥』松下奈緒×仲間由紀恵×安達祐実の迫力ある演技合戦 青沼と源内に不穏な影が迫る
「ありがとうな、青沼。そなたのおかげや」 人からたくさん「ありがとう」と言われる人間になってほしいという亡き兄の思いを胸に、…
カオリのような「男前な女」を演じさせたらピカイチなのが今の安達祐実である。『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)では、就業経験ゼロの専業主婦だったが、投資家の大陽(竜星涼)に勧められ、シニア向けマンションの管理を行う会社を起業した音野奈緒を演じた。奈緒は「パワハラに悩む夫が仕事を辞めても生活に困らないように」というなんともかっこいい理由で起業を決意。それだけではなく、清楚な雰囲気の奈緒は男性ばかりの起業仲間の中で、誰よりも酒に強いだけでなく、物理的パンチも強いというギャップを持っていた。奈緒は酔うといつも大陽たちに戦いを挑んでは勝ち、ドラマをより賑やかなものにしていた。蔵前はパラリーガルとして順調に成長中だが、そろそろかっこいいカオリにガツンとやられるところも見てみたいなとちょっと思ってしまっている。
個性的な俳優が数多く揃っている本作だが、誰かが突出して目立っているわけでもなければ、埋もれているわけでもなく、各場面ごとに見どころがあるのがおもしろいところである。蔵前と笠原の因縁の対決から始まるドラマの後半戦。杏の成長を含め、今後の展開も非常に楽しみである。
■放送情報
『うちの弁護士は手がかかる』
フジテレビ系にて、毎週金曜21:00〜21:58放送
出演:ムロツヨシ、平手友梨奈、吉瀬美智子、菅野莉央、日向亘、安達祐実、村川絵梨、松尾諭、大倉孝二、酒向芳、戸田恵子、江口のりこほか
脚本:服部隆、おかざきさとこ、西垣匡基
演出:瑠東東一郎、相沢秀幸
プロデュース:金城綾香
主題歌:ザ・ローリング・ストーンズ「アングリー」(ユニバーサル ミュージック)
制作:フジテレビ ドラマ・映画制作部
制作著作:フジテレビジョン
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