『ブギウギ』新納慎也が朝ドラ視聴者の心を鷲掴み! 海外帰りの演出家が東京への道を開く

『ブギウギ』新納慎也が視聴者の心を鷲掴み

 NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で、梅丸少女歌劇団(USK)はスズ子(趣里)たちの代が中心となり、ますます人気を集めるようになった。スズ子の歌は、秋山(伊原六花)の踊りとともに“2本柱”として、公演の中心を担っていたが、スズ子も秋山も今の自分に物足りなさを感じており、「もっとやれる!」という思いを持て余していた。そんなスズ子たちの前に、梅丸の東京支社から演出家の松永大星(新納慎也)が現れる。

 外国帰りの松永は、海外に負けない音楽劇やレビューショーを行う、男女混成の梅丸楽劇団の旗揚げ公演を任せられており、USKの公演を観てスズ子と秋山に目を付ける。

 第23話の初登場シーンで松永は、「ごきげんよう」と言いながらUSKの前に止めた車から降りて来て、「まだ戻ったばかりで、日本語が不慣れでソーリー」と、林部長(橋本じゅん)に挨拶。最初からクセが強めの松永を快演しているのは、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の阿野全成役で、強烈なインパクトを残した新納慎也だ。

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 全成と実衣(宮澤エマ)の夫婦は、コミックリリーフ的な雰囲気で番組を盛り上げつつ、全成の最期は悲しくもドラマチックで、視聴者の間で“全成ロス”を引き起こした。新納は、2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』で豊臣秀次に扮した際も、“秀次ロス”を巻き起こしており、大河ファンからの支持が厚い。

 1975年、兵庫県神戸市出身の新納は、16歳の時にスカウトされ、モデルとして芸能界に入る。1994年から舞台俳優として活動し、数々のミュージカルや演劇の舞台で活躍。1997年から2年間、『にこにこぷんがやってきた!』(NHK BS2)に“うたのおにいさん”として出演した。

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