『ヘル・レイザー』4Kデジタルリマスター版12月公開 フリークスムービー初配給作品に

『ヘル・レイザー』初の4K版が12月公開

 1987年に発表されたホラー映画『ヘル・レイザー』が初の4Kデジタルリマスター版として12月8日よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開されることが決定した。

 70年代末から80年代にかけてのホラー映画ブームの最後期に発表された本作は、「幻想恐怖」という新しい概念を提示したクライヴ・バーカーの初監督作。

 ピンヘッドをはじめとする魔道士=セノバイトという禍々しくフェティッシュな造形、かつ明晰で知的なギャップもあるキャラクター、幻想美溢れる映像と迫力の特殊メイク、極限の快楽をもたらす謎のパズルボックスから始まる惨劇という、恐怖と官能が交錯する斬新な世界観で、スティーヴン・キングに「ホラーの未来をみた」と言わしめた。

 ピンヘッドを演じたのはダグ・ブラッドレイ。以後シリーズ7作で同役を演じた。ヒロインのカースティ役にアシュレイ・ローレンス、カースティの父役に『ダーティハリー』のアンドリュー・ロビンソン、継母役にローレンス・オリヴィエ賞の常連であるクレア・ヒギンズが扮している。

 とある屋敷に引っ越して来た夫、ラリーと妻のジュリア。ある日、屋根裏でラリーが怪我をしたことによりおどろおどろしい姿の男が出現する。男はラリーの兄のフランク。実はフランクは極限の快楽をもたらすという謎のパズルボックスを手に入れ、そのパズルを解いたことで魔道士たちによって八つ裂きにされ肉体を失っていたが、ラリーが流した血によって覚醒したのだった。フランクはかつて愛人だったジュリアに生贄の血肉を捧げて復活しようと目論むが、ラリーの先妻の娘カースティは、継母の怪しい行動に勘付いていた……。

 あわせて公開されたメインビジュアルでは、「呼ばれて来たぞ」というキャッチコピーとともにホラー界の人気キャラクターとなったピンヘッドの姿が描かれている。

 なお本作は、セレクトショップ「FREAK'S STORE」を運営する株式会社デイトナ・インターナショナルが新たに立ち上げた映画配給/宣伝レーベル「フリークスムービー」の第1回配給作品となる。

■公開情報
『ヘル・レイザー〈4K〉』
12月8日(金)より、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
出演:アシュレイ・ローレンス、アンドリュー・ロビンソン、クレア・ヒギンズ、ダグ・ブラッドレイ
監督・原作・脚本:クライヴ・バーカー
製作:クリストファー・フィッグ
撮影:ロビン・ヴィジョン
音楽:クリストファー・ヤング
特殊メイク:ボブ・キーン
クリーチャー創造監修:ジョフ・ポーターズ
提供:キングレコード
配給:フリークスムービー
1987年/イギリス映画/94分/カラー/ビスタ/ニュー・ワールド・ピクチャーズ製作/フィルム・フューチャーズ・プロ作品/原題:Hellraiser/DCP
©1987 New World Pictures. All Rights Reserved.
公式サイト:HELLRAISER.JP
公式X(旧Twitter):@hellraiser_jp

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