『うちの弁護士は手がかかる』は平手友梨奈の表情に注目 フジテレビならではの“小ネタ”も

『うち弁』の注目ポイントを紹介

 フジテレビにて54年ぶりに復活する金曜21時枠の連続ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』。同作は、ムロツヨシ演じる元・芸能事務所の敏腕マネージャー・蔵前勉が、30年間連れ添った人気女優・笠原梨乃(吉瀬美智子)に突然解雇を言い渡されたことをきっかけに、平手友梨奈演じる超エリートなのに猪突猛進な性格で空回りしてしまう新人弁護士・天野杏に振り回されながらパラリーガルとして奮闘するリーガルエンターテインメントだ。

 筆者は10月9日に行われた完成披露舞台挨拶にて、一足先に第1話を観た。もうとにかくおもしろい。文章を書く仕事をしているのにもかかわらず、シンプルに「おもしろい!」という言葉を使ってしまうレベルでハマってしまった。そこで今回は、第1話放送に先駆け、本作の注目ポイントを紹介。ぜひ放送時の参考にしてほしい。

 本作の魅力は、なんといってもパワフルでコメディテイスト溢れる脚本にある。まず、冒頭、笠原のわがままにも耐え、求められるべきことを先回りするマネージャー仕事一筋30年の蔵前の俊敏な動きは観ていて気持ちが良い。観ていて「こんな仕事仲間が近くにいたら、どんなに心強いだろう」と感じる。

 しかし、そこから物語は急転。長年付き添った笠原と、二人三脚で勝ち取った海外での仕事を手にした矢先、蔵前は笠原から「明日から来なくていいから」「さよなら」と切り捨てられてしまうのだ。

 そこから蔵前は、とあることをきっかけに天野のパラリーガルとなる。ここでの会話劇も非常にテンポが良い。なかなか蔵前に心を開かない天野と、そんな天野の性格を汲み取った上でうまいところ立ち回る蔵前。出会って間もなく、心を通わせたい蔵前と最低限の会話しかしたくない天野、ふたりは決して似た人種ではないのにもかかわらず、そのデコボコ具合が観ていて爽快なのだ。

 お気づきかとは思うが、ここまで紹介した蔵前の身に起こる出来事は、決して前向きなことばかりではない。むしろ最悪だ。しかし、なぜだかそれらの出来事を観ていても、暗い気持ちにならないのが本作の不思議なところ。これはおそらく、蔵前という底抜けに明るく立ち回れるキャラクターがいてこそなのではないかと思われる。“楽しい!”と思えるポイントが凝縮された脚本を、しっかりと映像に反映して仕上げる役者陣の手腕があってこそなのだろう。

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