菅田将暉と志尊淳が芝居で応戦! 『ミステリと言う勿れ特別編』整とレンの“不思議な友情”

菅田将暉×志尊淳の新たなミステリワールド 

 もじゃもじゃ頭の大学生・久能整(菅田将暉)がテレビドラマに帰ってきた。『土曜プレミアム』映画公開記念『ミステリと言う勿れ特別編』(フジテレビ系)では、2022年1月期に放送された連続ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)のepisode1に新たな映像を加えたリブート版と新エピソードの“タイムカプセル編”が描かれた。主演の菅田将暉演じる久能整はもちろん、整と同じゼミの相良レン(志尊淳)、2人が参加する不思議なバイトの主催者・坂巻洋子(篠原涼子)らが新たな“ミステリワールド”を作り上げる。

 整の大学の同級生である寒河江健(藤枝喜輝)が殺された。整は殺人を疑われ、無実にもかかわらず取り調べを受けることに。だが、独特な視点から事件と向き合うことで真相を解き明かすヒントを見つけた。整の活躍で事件は無事解決し、本人も無実の罪を晴らすことができ、一件落着。久々に大学に行くと、指導教官の天達(鈴木浩介)が整のことを心配して声をかけてくる。偶然これを見ていたレンはとあるバイトを一緒にやらないかと整に持ちかけた。それは、「30年前に埋められたタイムカプセルの場所を特定して欲しい」というものだった。整とレンは、様々な手がかりをもとに「タイムカプセル」の謎を解いていく。やがて浮かび上がるのは思いもよらぬ事実だった……。

 1年半ぶりに見る整の変わらない佇まいに思わず胸が熱くなる。前半では連続ドラマのepisode1を振り返ることで、9月15日公開の劇場版『ミステリと言う勿れ』に先駆け、久能整の人物像から作品の世界観までを思い起こすことができる。どっぷりと“ミステリワールド”に浸かったところで、「タイムカプセル編」に突入。原作ファン待望の相良レンがドラマに初登場し、整とは真逆の個性で新たな物語へといざなってくれる。

 ここで特筆すべきは、レン役の志尊淳の活躍ぶりだろう。現在、志尊は連続テレビ小説『らんまん』(NHK総合)に出演中。主人公・万太郎(神木隆之介)のお目付役から義理の兄となる竹雄を演じ、面倒見の良いしっかり者のキャラクターで視聴者の心を掴んできた。『ミステリと言う勿れ特別編』では一転、テンション高くクルクルと表情を変えるお茶目なレンを演じる。カチューシャで前髪をかき上げた原作さながらのヘアスタイルが志尊にはピタリとはまっており、底抜けの明るさもまた魅力的だった。

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