『バトルキング!!』ONE N' ONLYと重なるJackpozの活躍 仲の良さが伝わるオフショットも

『バトルキング!!』ワンエンの魅力炸裂!

 人気ダンス&ボーカルグループONE N' ONLYの6人が初主演を務めた映画『バトルキング!!-We’ll rise again-』のDVDが9月6日に発売される。

 本作は、仲間たちとクラブへ入り浸り、ケンカに明け暮れていた源二郎(山下永玖)を中心とした青春ストーリー。ONE N' ONLYの強みとも言えるダンスや歌、ラップのシーンを通して彼らが成長していくさまを見ることができ、SWAG(ONE N' ONLYファンの呼称)だけでなく、映画ファンも楽しめる内容だ。

 まず、言うまでもないことだが、ONE N' ONLYのグループとしての魅力が炸裂している。

 改めて説明すると、ONE N' ONLYはTETTA、REI、EIKUによる3人のボーカルと、HAYATO、KENSHIN、NAOYAのラップ&ダンサー3人による6人組ダンス&ボーカルグループ。日本のみならず、世界的にも注目を集めており、TikTokの動画総再生回数は5.2億回越え。フォロワー数は日本人男性音楽アーティスト1位と勢いのあるアーティストなのだ。

 言語の壁を取っ払って人気を集めている彼らの魅力の1つ、ダンスは今作でも特に圧巻。普段からステージの上でパワフルにパフォーマンスする彼らを、映画特有のカメラワークで映し出すシーンが随所に散りばめられているため、ファンなら繰り返し観たくなること間違いない。特に、ライバル関係にある源二郎と玄武(草川直弥)のダンスバトルは、アクションシーンに引けを取らないほど熱い。また、物語のフィナーレで6人が仲間となりパフォーマンスする主題歌「We’ll rise again」は集大成にふさわしく、心を震わせた。観れば観るほど「もっと観たい!」「ライブに行きたい!」と思ってしまうだろう。ちなみに、映画内に出てくるダンスシーンの振り付けは、メンバーの高尾颯斗が担当。スペシャルエディション版に収録されているメイキング映像では、自身の出演シーン以外でも、細かく指導する颯斗の姿を見ることができる。

 そんなメイキング映像を観てみると、本作が出演者、そしてスタッフ陣によっていかに丁寧な姿勢で作られた映画かということを実感する。例えば、6人、そして共演のBUDDiiSのメンバーが挑戦したアクションシーンは、クランクイン前から瀧川元気監督が主導し、アクション監督・マット奥井氏とのアクション指導など、みっちりと1カ月間のワークショップが行われたそう。撮影中も、何度もテイクを重ね、よりリアルな喧嘩を再現しようとしていた。

 それゆえ、真田晋作役の関哲汰が草川直弥と対峙するシーンで、誤って本当に顔にパンチが入ってしまうというハプニングも。しかし、殺伐とした空気にならないのは、監督やアクション指導のスタッフ、そしてメンバーによる声掛けがあったからだろう。特に沢村玲が大きな声でメンバーを盛り上げたり、哲汰のアカペラシーンでワンカットOKが出たことに対して上村謙信が惜しみなく褒めたりするシーンは、仲の良いONE N' ONLYだからこその空気感だ。

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