綱啓永×森愁斗×山下幸輝にとって“8LOOM”とは? オーディションから現在までを語り合う

綱啓永×森愁斗×山下幸輝が語る8LOOM

 2022年10月期にTBS火曜ドラマ枠で放送され、多くのファンを魅了した本田翼主演ドラマ『君の花になる』。ひょんなことから崖っぷちボーイズグループの寮母となった主人公・仲町あす花(本田翼)が、過去と向き合い自らを成長させていく姿を描いた同作でひときわ注目を浴びたのが、劇中に登場するボーイズグループ「8LOOM(ブルーム)」だ。高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝の7人が、ドラマと並行して、現実世界でも期間限定でアーティスト活動を行った。

 そんな8LOOMのライブ映像やMVなどを収録した8LOOMのBlu-ray&DVD『君の花になる~Let's 8LOOM LIVE TOUR~7人の軌跡』が5月12日にリリースされた。Blu-ray&DVDの発売を記念して、綱啓永、森愁斗、山下幸輝の3人にインタビュー。『君の花になる』放送後のそれぞれの活動やBlu-ray&DVDの見どころ、そして8LOOMへの思いを語ってもらった。(編集部)

8LOOMオーディションからの変化

(左から)山下幸輝、綱啓永、森愁斗

――ドラマ放送時のインタビュー以来のご登場です。

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森愁斗・山下幸輝(以下、森、山下):(過去のインタビュー写真を見ながら)懐かしい!

綱啓永(以下、綱):懐かしい! 懐かし過ぎるかもしれません。

――(笑)。お会いになるのは久々ですか?

森:(山下)幸輝とは最近ブランドのパーティーで会って、綱とは結構久々ですね。

綱:そうだね。幸輝とも遊びたくて、よく連絡を入れてるんですけど……。

山下:そう、いつも「何してる?」って連絡くれるんですよ。でも、毎回なぜか僕のスケジュールが合わなくて。いつかお家に遊びに行きたいです。

綱:早く来てほしいんですよね。8LOOMのグループLINEのほうは、アーティスト組が3人いるので、ライブがあると必ず動きます。それが嬉しいですね。みんなで定期的に連絡を取れるのは、アーティスト組のおかげです。

(左から)綱啓永、山下幸輝、森愁斗

――当時から「刺激し合える関係」とおっしゃっていましたが、放送が終わってからもその関係性が続いてるんですね。

森:誰かが出ているドラマを観て「すごい!」と思ったり、ライブに遊びに行って「カッコいい!」と思ったり。僕(BUDDiiS)と倫ちゃん(八村倫太郎/WATWING)とNOAはツーマンでライブもできて、アーティストとしてまた一緒に仕事できたことが嬉しかったですね。

山下:僕は俳優なので、“歌って踊る”っていう生の感じがすごく良くて。めっちゃ刺激をもらえるし、自分のモチベーションにも繋がります。

綱:そのライブは1日2公演あったんですけど、僕はどっちも行きました(笑)。

――当時のインタビューで、森さんは「ずっと友達でいてほしい」とおっしゃっていました。

森:ずっと友達関係が続いているので、本当に嬉しいですね。みんなで協力して作り上げた作品やグループだったので、強い絆で結ばれてるんだなと思います。

『君の花になる~Let's 8LOOM LIVE TOUR~7人の軌跡』より ©TBS

――『君の花になる~Let's 8LOOM LIVE TOUR~7人の軌跡』のBlu-ray&DVDを観ると、オーディションの頃と比べて「本当に同じ人かな?」と思うくらい、みなさん変化があるように思えます。

山下:そうなんですよね。僕はもともと「アーティストをしてみたいな」と思っていたところがあったので、8LOOMが始まったときの顔を見ると、初々しさだったり、ワクワク感も伝わってきて、あらためて懐かしいなって感じます。

綱:僕にとっては、完全にターニングポイントですね。「顔が変わった」ってめちゃめちゃ言われるんですよ。

山下・森:(納得した様子で)うん、うん。

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綱:痩せて物理的に変わったっていうのもありますけど、この作品で僕の意識もいろいろと変わりました。8LOOMの最年長ということもあったので、「自分もこの作品を少しぐらいは引っ張りたい」みたいな気持ちが初めて生まれて。今までは「頑張って食らいついていこう」という気持ちしかなかったけど、『君の花になる』を経験してからは「自分もできるだけ先頭の方に行こう」って、より貪欲になれました。

森:演技が初めての人が多かったし、頼られる部分も多かったもんね。僕はまだ『Let's 8LOOM LIVE TOUR』の全部は観れていないんですけど、今8LOOMでの活動が一旦収まって、それぞれ各々の仕事に向き合っている中で、ちょこっと観ただけでも、あのときのパワーが蘇ってきました。

――ファーストライブで、初めてお客さんを前にしたときの気持ちは覚えていらっしゃいますか?

山下:僕、覚えてないです(笑)。もちろん楽しい気持ちはあったんですけど、舞い上がっちゃってるし、緊張もあるし、「ミスしたらどうしよう」っていう不安もあったりして。キラキラしていて、「これがステージか!」みたいな感覚だったんですけど、細かいことはまったく覚えていないんです。ただ、寸劇コーナーや普通にトークする場面で、僕は全然喋れなくて。今はものすごく喋りたいんですけど(笑)。そこも気持ちが変化したところだし、学ぶことが多かったなと思います。

綱:僕も緊張で体が震えてたんですけど、覚えているのは「この光景めちゃめちゃ綺麗だな」ということと、「俺らカッケー!」ということ(笑)。「Come Again」が始まったときに、僕の立ち位置からはみんなが見えるんですよ。その姿を見て、「マジでオーディションに受かってよかったな」と思いました。「ぶちかましてやるぜ!」って、イケイケな感じでしたね。

森:僕はアーティスト活動をしているので、もう1個グループを担うことに正直、不安やプレッシャーもありましたし、自分たちのグループにもファンがいる中で、また別のグループにもファンがついてくれるっていうことに、ちょっと複雑な気持ちがあったんです。でも、周りを見るとどちらのグループでも素敵なメンバーが支えてくれていたので、自信を持ってステージに立てたかなと思います。いろんな光景を8LOOMのステージでたくさん見せていただいて、すごくいい経験になりましたし、自分のグループに対しても、「もっと良い方向にできないかな」って考えるようになりました。ステージはめちゃめちゃ綺麗で一生記憶に残るような景色だったし、それを忘れずに突き進んでいけたらいいなと思います。

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――森さんはステージ上で今後も近い感情が味わえると思いますが、俳優のおふたりには「気持ちいい!」とクセになるような感覚はないですか?

山下:(即答で)めっちゃあります!!

綱:死ぬほどあるよね(笑)。僕は歌うことが好きなので、歌でキャーキャーされるのは、世界一気持ちよかったです。

森:気持ちいいよね、たしかに。

綱:でも、あれをずっと続けていくと考えると、アーティスト組は本当にすごいなってあらためて思います。また何かあれば嬉しいですけど、たまにやるくらいが僕にはちょうどいいなと(笑)。

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