山本耕史、『ハヤブサ消防団』の一服の清涼剤に トレードマークの筋肉アピールも?

山本耕史、『ハヤブサ消防団』の清涼剤に

 池井戸潤の小説を中村倫也主演でドラマ化した『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系)に、主人公のミステリー作家・三馬太郎の担当編集者・中山田洋役で出演している山本耕史。東京を離れて田舎の集落“ハヤブサ地区”に移住した太郎の周囲で不審死や放火事件が続き、重い空気の流れるストーリーの中で、中山田の存在は一服の清涼剤のようになっている。

 東京の出版社「草英社」で編集者として働く中山田は、オンラインで太郎と打ち合わせをしながら執筆を促しているが、好奇心旺盛な中山田は、太郎の陣中見舞いという名目でハヤブサにやってきては、ゴルフや釣りを楽しんでいる。やたらと雑学に詳しく、好奇心旺盛な彼は、ハヤブサで起きた事件に興味津々。消防団のメンバーとも居酒屋で顔を合わせ、すっかり意気投合し、太郎の知らぬ間に消防団メンバーとメールのやり取りまで始めていた。

 アロハシャツと短パン姿で太郎を訪ねてくるなど、ノリの軽い中山田を好演している山本は、コミカルな演技で暗くなりそうな状況を楽しく盛り上げてくれている。0歳から乳児モデルとして活動を開始した山本は、“年齢イコール芸歴”であることで知られており、これまで数多くの作品に出演してきた。TVドラマ、映画、そして舞台で活躍し、音楽活動も行う山本は歌唱力にも長けている。演技派俳優としての地位を確立している彼は、近年はコミックリリーフとしても存在感を発揮している。

 最近では、鍛え抜かれたマッチョな体がトレードマークのようになっている山本。2016年の大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)に石田三成役で出演した際、上半身裸になった彼の筋肉がすごいと話題を呼んだ。山本は1992年の『信長 KING OF ZIPANGU』を皮切りに、2004年の『新選組!』、2012年の『平清盛』に続いて、『真田丸』は4回目の大河ドラマ出演だったが、その後も2022年の『鎌倉殿の13人』に出演。その際、同じく鍛え上げられた筋肉で有名な市原隼人と“筋肉競演”と言われて注目を集めた。

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 『鎌倉殿の13人』で山本は、小栗旬が演じた主人公・北条義時の盟友・三浦義村に扮したが、市原演じる八田知家が上半身裸になって船を引くシーンで、船から離れたところにいる義村もなぜか上半身裸に。SNS上では「なぜ脱いだ!?」の声が続出するほど盛り上がった。これは台本通りだったそうで、ドラマの作り手からも山本の筋肉美は注目されていて、演出に組み込まれがちのようだ。

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