『わたしのお嫁くん』中村蒼演じる古賀のギャップに惚れる “理想の彼氏”は波乱を起こすか
現在放送中の『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)の冒頭を楽しみにしている。ボクシングの試合後のようにチャンピオンベルトを持って穂香(波瑠)と付き合うことを報告する知博(高杉真宙)だったり、デパートの迷子のお知らせ風に知博を茶化す赤嶺(仁村紗和)だったりと、これまでのあらすじをコミカルにおさらいできるのだ。
第8話の担当は幼稚園の先生に扮した古賀(中村蒼)。「桃太郎」を思わせる紙芝居を子供たちに見せながら、古賀は桃を自分にたとえて、どんぶらこどんぶらこと流されていく間に、あれよあれよと穂香と知博の関係に巻き込まれていったことを語った。優しげながらも淡々とした語り口にクスッと笑ってしまう。
古賀は穂香と知博の同僚で、面倒見がよく、上司や後輩関係なく慕われるエリート。ふんわりとした博多弁も特徴的で社内でも人気が高い。一方で日頃の食事も適当に済ませてしまうなどズボラなところがあり、そういうのも含めて“穂香タイプ“といえる人物だ。
当初、知博の強力なライバルになるかと思われた古賀は、「ラブラブなのはいいことっちゃけど、俺もなかなかの被害者ばい」とは言っているが、いつの間にかふたりの良き理解者に。穂香は古賀が自分と同じタイプであることをわかっているのか、知博の手料理をすぐ勧めるし、知博は自分と穂香の関係を知っている同性として、古賀をランチに誘っては惚気話を聞かせたり、相談に乗ってもらったりしている。古賀にはふたりともとても気を許しているのだ。