興収100億突破確実ながら早くも息切れ? 映画『スーパーマリオ』が伸び悩んだ理由

映画『スーパーマリオ』が伸び悩んだ理由

 もう一つ、主にビデオゲームファンの間でまことしやかに囁かれている説は、ゲームファンの関心は5月12日に発売されたNintendo Switch用のアクション・アドベンチャー・ゲーム『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』に移っていて、『ゼルダ』をプレイするのに夢中で劇場に足を運ぶどころではない、というものだ。一瞬、眉唾ものにも思えるのだが、発売後3日間で世界累計販売本数1000万本突破、日本国内の販売本数224万本突破という驚きの数字を突きつけられると、あながち見当外れの指摘ではないと思えてくる。

 かつて、NetflixのCEO(当時)は「Netflixのライバルは劇場公開される映画ではない。デジタルディバイスを見る時間を奪い合っている『フォートナイト』だ」と語っていたが、映画のライバルも配信プラットフォームだけではなくゲームという時代に入っているのかもしれない。

■公開情報
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
全国公開中
声の出演:クリス・プラット、アニャ・テイラー=ジョイ、チャーリー・デイ、ジャック・ブラック、キーガン=マイケル・キー、セス・ローゲン、フレッド・アーミセン、ケヴィン・マイケル・リチャードソン、セバスティアン・マニスカルコ
脚本: マシュー・フォーゲル
監督:アーロン・ホーヴァス、マイケル・ジェレニック
製作:クリス・メレダンドリ(イルミネーション)、 宮本茂(任天堂)
日本語版吹替声優:宮野真守(マリオ)、志田有彩(ピーチ姫)、畠中祐(ルイージ)、三宅健太(クッパ)、関智一(キノピオ)
配給:東宝東和
©︎2023 Nintendo and Universal Studios
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