映画『スーパーマリオ』世界興収10億ドル突破 ユニバーサル作品で過去最高のオープニング
トップ10には入らなかったものの、第15位にはムスリムの姉妹が繰り広げるカンフーアクションコメディ『Polite Society(原題)』がランクイン。ロンドンに暮らし、カンフーのスタントマンを夢見ている妹のリアは、望まぬ結婚を控えた姉・レナの結婚式を阻止すべく、“もうひとりの自分”であるザ・フューリーとともに訓練を積む。伝統・家族・社会の抑圧を、リアとレナの2人は蹴り飛ばせるか?
2023年のサンダンス映画祭で注目を浴びた本作は、日本でも目利きのドラマファンに愛されている『絶叫パンクス レディパーツ!』(2021年~)のニダ・マンズール監督による長編映画デビュー作。Rotten Tomatoesでは批評家91%・観客85%となっている。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022年)が日本でも好評を得た今、作品が受け入れられる土壌はきっとあるはず。日本公開の実現を祈りたい。
ちなみに今週は、第5位に『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)の公開40周年を記念した再上映もランクインした。わずか475館で469万ドルを稼ぎ出すあたり、さすがは『スター・ウォーズ』ブランドというべきだろう。日本でも5月3日~5日の3日間、TOHOシネマズ 日比谷にてデジタルでの再上映が行われる。
北米映画興行ランキング(4月28日〜4月30日)
1.『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(→前週1位)
4000万ドル(-33.3%)/4204館(-146館)/累計4億9001万ドル/4週/ユニバーサル
2.『Evil Dead Rise(原題)』(→前週2位)
1220万ドル(-50.2%)/3417館(+15館)/累計4441万ドル/2週/ワーナー
3.『Are You There God? It's Me, Margaret.(原題)』(初登場)
680万ドル/3343館/累計680万ドル/1週/ライオンズゲート
4.『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(→前週4位)
500万ドル(-14.4%)/2481館(-204館)/累計1億7615万ドル/6週/ライオンズゲート
5.『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(再上映・初登場)
471万ドル/475館/累計471万ドル/1週/ディズニー
6.『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』(↓前週5位)
409万ドル(-25.5%)/2709館(-251館)/累計8816万ドル/5週/パラマウント
7.『AIR/エア』(↓前週6位)
398万ドル(-27%)/2402館(-1105館)/累計4760万ドル/4週/Amazon
8.『Ponniyin Selvan: Part Two(英題)』(初登場)
381万ドル/600館/累計381万ドル/1週/FDN
9.『The Covenant(原題)』(↓前週3位)
361万ドル(-43.3%)/2631館(+20館)/累計1229万ドル/2週/MGM
10.『Sisu(原題)』(初登場)
325万ドル/1006館/累計325万ドル/1週/ライオンズゲート
(※Box Office Mojo調べ。データは5月1日未明時点の速報値であり、最終確定値とは誤差が生じることがあります)
参照
https://www.boxofficemojo.com/weekend/2023W17/
https://variety.com/2023/film/box-office/box-office-super-mario-bros-triumphs-again-are-you-there-god-debuts-1235598841/
https://variety.com/2023/film/news/super-mario-bros-movie-1-billion-box-office-milestone-1235598832/
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/super-mario-movie-box-office-crosses-billion-1235475805/
https://deadline.com/2023/04/box-office-are-you-there-god-its-me-margaret-sisu-super-mario-bros-1235340701/
https://deadline.com/2023/04/super-mario-bros-movie-crosses-one-billion-global-box-office-1235341660/
■公開情報
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
全国公開中
声の出演:クリス・プラット、アニャ・テイラー=ジョイ、チャーリー・デイ、ジャック・ブラック、キーガン=マイケル・キー、セス・ローゲン、フレッド・アーミセン、ケヴィン・マイケル・リチャードソン、セバスティアン・マニスカルコ
日本語版吹替声優:宮野真守(マリオ)、志田有彩(ピーチ姫)、畠中祐(ルイージ)、三宅健太(クッパ)、関智一(キノピオ)
脚本: マシュー・フォーゲル
監督:アーロン・ホーヴァス、マイケル・ジェレニック
製作:クリス・メレダンドリ(イルミネーション)、 宮本茂(任天堂)
配給:東宝東和
©2022 Nintendo and Universal Studios
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