山田裕貴、赤楚衛二、井之脇海ら集結 『ペンディングトレイン』には“朝の顔”が勢ぞろい

ドラマ『ペントレ』には“朝の顔”が勢ぞろい

 4月21日より、TBS金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(TBS系/以下『ペントレ』)の放送がスタートする。本作は、主演の山田裕貴をはじめ、赤楚衛二、上白石萌歌ら、注目の俳優が出演するヒューマンエンターテインメントだ。同じ電車に偶然乗り合わせた見ず知らずの乗客たちが、水も食料もない上に電波も通じない荒廃した未来の世界にワープしてしまい、極限状態の中を懸命に生きる物語である。

 この想像もつかないような物語を牽引するのが、山田裕貴、赤楚衛二、上白石萌歌、井之脇海、古川琴音と朝ドラで活躍した俳優陣だ。本稿では、5人が“朝の顔”として見せた一面とともに、本作での役柄についても紐解いていきたい。

山田裕貴(『なつぞら』『ちむどんどん』)

 『なつぞら』(NHK総合)では役者を目指し突っ走るものの、やがて夢やぶれ故郷の北海道へと戻る雪次郎を、『ちむどんどん』(NHK総合)ではヒロインの姉の気の弱い夫・博夫を演じた山田。幅広いキャラクターを担う山田の経歴からすると二つの朝ドラでの役は比較的近いものがあり、そこから見えてくるのは “地方の純朴な青年”像であった。だが山田が『ペンディングトレイン』で演じるのは、メディアで活躍するカリスマ美容師・萱島直哉である。金髪、センター分けに今風のファッションに身を包む姿は一言でいえば「都会のイケメン」。ミステリアスな魅力と色香溢れる存在感を遺憾なく発揮しつつ、今までに見たこともない姿を見せてくれそうだ。どんな役にも独特のスパイスを加え、忘れがたいキャラクターへと昇華する山田だからこそ期待も自ずと高まる。

赤楚衛二(『舞いあがれ!』)

 つい最近まで放送されていた『舞いあがれ!』(NHK総合)でヒロインの夫・貴司を演じ、多くの視聴者を魅了した赤楚。子犬のような愛らしい瞳で舞(福原遥)と接していた青年期から、夫として家庭を支える姿まで様々な表情を見せてくれた。そんな『舞いあがれ!』での好演からひと月もたたずに、『ペンディングトレイン』の若き消防士・白浜優斗役で視聴者の元へカムバック。これまで優しく柔和な魅力を兼ね備えた役で話題になることの多かった赤楚が、“男気のある熱血漢”で“リーダーシップ”のあるキャラクターを演じるという。公式サイトなどのメインビジュアルでも凛々しい表情を見せており、新たな赤楚の魅力が開花するキャラクターとなりそうだ。山田、上白石との共演でどんな化学反応を見せてくれるのかにも期待したい。

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