ロザリオ・ドーソン、『スター・ウォーズ』の世界に感激 『アソーカ』撮影を振り返る
現地時間4月7日から10日にかけてイギリス・ロンドンにて開催中の「スター・ウォーズ・セレブレーション」。現地時間4月7日には『アソーカ』のキャスト・スタッフが登壇し、プレゼンテーションが行われた。
『アソーカ』は、かつてアナキン・スカイウォーカーの唯一のパダワンであり、ダース・ベイダーやルーク、オビ=ワン、パドメ、ダース・モールなど正史に登場する数多くのキャラクターと深いつながりを持つアソーカ・タノを主人公にした『スター・ウォーズ』のドラマシリーズ。
ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディは、本作の監督を務めるデイヴ・フィローニについて、「彼が才能豊かな人物だということを皆さんにわかってもらいたいです。もちろんのこと、私はデイヴとの付き合いはかなり長く、彼が『スター・ウォーズ』を熱心に勉強して、かなりの映画ファンであることも知っていました。永遠に映画のことを語るような人で、実写版を撮影することになるのは自然の流れでした。本当に素晴らしい仕事をしてくれました。皆さんもそのことはすぐに分かることになるでしょう」とフィローニの手腕を絶賛。
「僕も全く同意見」というジョン・ファヴローも、「ルーカスフィルムに関わっている人たちは皆デイヴの電話番号を知っているんです。彼は心と魂を注いで細部にもこだわってプロダクションに関わっていて、それが、みんなのことを考えてのことでもあるのです。関係者それぞれが観たいと思っている、こうあるべきだと考えている『スター・ウォーズ』があって、彼はそれをうまく取り入れるような内容にしてくれています。ルーカスフィルムの伝統を守りながら製作に取り組むような人なのです。キャシーに自分の考えていたことを相談したとき、彼女は『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』などで既に仕事をしたことのあったデイヴを紹介してくれました。彼とはとても楽しく仕事をした経験があったのですが、キャシーは、そのときに「彼と何を作れるか、やってみましょう」と言ったのです。これまで一緒に製作したテレビや、ライティングやクリエイティブなアイデアを挿入する製作段階においても、信頼を持って共同作業をやれたのも、デイヴ・フィローニのおかげなのです。彼の貢献は素晴らしいものでした」とフィローニの功績を褒め称えた。
その後、壇上には主人公アソーカ役を演じるロザリオ・ドーソンが登場。「こんなに温かく迎え入れてもらって嬉しいです。皆さんも今日は楽しい1日を過ごしていることでしょう。皆さんが驚くようなニュースがあるんです。私にとっても今日は遂に映像を観られる特別な日です。本当にそうできるんでしょうか? プレッシャーかけちゃってるかな(笑)」と笑いまじりにコメント。
『アソーカ』についてドーソンは、「撮影中の毎日は本当に楽しかった。それまでとは違った撮影だったからのめり込んでやっていました。細かいことにもこだわって製作されていて。最後の撮影日も、ライトセーバーの明かりが付いて、『スター・ウォーズ』の世界に自分が入り込んで、『これって現実なの?』と思いながら演技をしていました」と撮影を振り返る。続けて、「自分の心臓がバクバクしなくなって3週間経っているのに、いまだに撮影に向かうような気分でいます。もしこれが成功したら、セカンドシーズンもあるかもしれません」と話すと、観客から大きな拍手が巻き起こった。
そして、司会からの呼びかけによりサビーヌ・レン役のナターシャ・リュー・ボルディッツォが登場。「昨年のロサンゼルスでのことを思い出します。まだ撮影が始まって2週間くらいしか経っていなかったんですが、もう撮影が終わってしまいました」とコメント。
さらに、ヘラ・シンドゥーラ役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドも登場。「こに来られてラッキー」と話しながら、役を演じた感想については、「素晴らしかった。斬新でした。コンタクトレンズをつけてジャケットを身に付けたりして、キャラクターになり切りました。全く自分とは切り離して演技ができて、素晴らしい経験となりました。とても楽しかったです」と撮影を振り返った。
■配信情報
『アソーカ』
ディズニープラスにて、8月独占配信
©︎2023 Lucasfilm Ltd.