デイジー・リドリー、『スター・ウォーズ』帰還に喜び 「再び招いてくれてありがとう」

デイジー・リドリー、『SW』帰還に喜び

 現地時間4月7日から10日にかけてイギリス・ロンドンにて開催中の「スター・ウォーズ・セレブレーション」。現地時間4月7日、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディらによって発表された新作映画の詳細についてレポートする。

 「スター・ウォーズ・セレブレーション」のメインステージ「Celebration Stage」にて、『キャシアン・アンドー』『The Acolyte(原題)』『マンダロリアン』『Skeleton Crew(原題)』『アソーカ』の発表を終えると、「この部屋にお集まりいただいたみなさんは、きっと『スター・ウォーズ』映画をどうするかについて聞くのを待ち望んでいるのではないでしょうか」と切り出したケネディ。

キャスリーン・ケネディ

 場内が大歓声で沸くと、ケネディは「今日はそのニュースを聞けますよ」と続け、「これまでさまざまなストーリーラインを掘り下げてきました。ジョージ・ルーカスが『スター・ウォーズ』の物語を神話的なタイムラインに沿って先に進めたり、遡ったりしたいと考えていましたが、今、それをさらに広げて行こうとしています。豊かな未来を構築し、また過去に向かって掘り下げ、物語を紡ぐのです。世界有数の情熱的な映画監督たちを、過去、現在、未来へと広げていくプロジェクトに迎えることをとても嬉しく思います。まだあまりに早い段階ではありますが、そんな監督たちを本日はお迎えしました。それでは舞台にジェームズ・マンゴールドをお呼びしましょう。過去に遡り、フォースを操る最初のジェダイについての物語を掘り下げます」と、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のジェームズ・マンゴールドが新作映画で監督を務めることを発表。

 さらに、「現在を拡張するために、デイヴ・フィローニが帝国残党と新共和国の間で激化する戦いについての作品の指揮を執ります。彼がジョン・ファヴローと共に手がけてきたさまざまなシリーズは、このシネマチックな出来事から繋がっていくものです。未来に向けては、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の出来事から15年後、シャルミーン・オベイド=チノイが新たなジェダイ・オーダー(New Jedi Order)とその力について、を作り上げます」と続け、『マンダロリアン』のデイヴ・フィローニ、『ミズ・マーベル』のシャルミーン・オベイド=チノイが監督を務める映画の製作も発表した。

ジェームズ・マンゴールド

 マンゴールドは自身が監督を務める新作映画について、「この作品を手がけるという話をキャスリーンからもらってまず思ったのは、『スター・ウォーズ』の中で自分ならどんなジャンルの映画を作りたいだろうかということでした。それは『十戒』のような聖書的なフォースの夜明けについての大作で、フォースとは一体どこから生まれたのか、それはいつ頃発見されたのか、それをどう使うかを発見したのはいつ頃のことなのか、といったことです。正史をよく知る素晴らしい制作陣、『スター・ウォーズ』の歴史家たちに助けてもらい、ここ(壇上の様々なキャラクターたち)にいる彼らの25,000年前のフォースの夜明けについての素晴らしい物語を紡ぐことができたのです。エキサイティングな物語で、それをお伝えするのが待ちきれません」とコメント。

(左から)ジェームズ・マンゴールド、デイヴ・フィローニ、シャルミーン・オベイド=チノイ

 一方のフィローニは、「『マンダロリアン』などのタイムラインはとてもオープンでワクワクするものなので、これを手がけられるのはとても嬉しいです。この作るタイムラインで作る新しい物語が『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の後に起きる、ヒーローたちにとって不幸な出来事における壮大な戦いへと続いていくのです。みなさんにお届けできることにとても興奮しています」と作品について語った。

シャルミーン・オベイド=チノイ

 またオベイド=チノイは、「私はいつもヒーローの旅路に惹かれるのですが、世界にはもっと多くのヒーローが必要です。私も圧政権に立ち向かうリアルなヒーローたちのことを応援してきましたが、それこそが本当に不可能に近いことであるわけです。ですから私は新しいジェダイ・オーダーについて描き、ジェダイ・アカデミーやパワフルなジェダイ・マスターの世界に身を投じるのです」と話すと、司会者が「このジェダイ・オーダーを再建するのは一体誰なのかについてお話しいただけますか?」と質問。オベイド=チノイが「いや、それよりももっとすごいことができますよ。みなさんの中にジェダイ・マスターに会いたいという人はいますか?」と会場のファンに向けて呼びかけると、再び会場から大きな歓声があがり、『スター・ウォーズ』続3部作でレイを演じたデイジー・リドリーが壇上に登壇した。

デイジー・リドリー

 リドリーは「ここロンドンで皆さんにお会いできて、とても嬉しいです。キャスリーンさん、私を再び招き、この旅路を続けさせてくれてありがとうございます」とコメント。

 ケネディは最後に「もちろんここに皆さんと共にいるというのがとても嬉しいですし、これからまだまだたくさんのお話をお聞きいただくことになります。ご覧のように私たちはとても興奮していますし、みなさんにお届けできるのが待ち遠しいです」と語り、ステージを後にした。

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