『君の花になる』Blu-ray&DVDの特典映像は必見の内容 8LOOMの絆を深めた本田翼の功績
3月29日、ついにリリースされるドラマ『君の花になる』(TBS系)のBlu-ray&DVD。2022年10月クールでオンエアされていた本作は、ひょんなことから崖っぷちボーイズグループたちの寮母となった主人公・仲町あす花が、過去と向き合い自らを成長させていく姿を描いたピュアストーリーだ。
主人公を演じたのは、TBSドラマ初主演となる本田翼。脚本を担当したのは『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)、『恋せぬふたり』(NHK総合)など、次々に話題作を手掛けてきた吉田恵里香。プロデューサーには『この恋あたためますか』(TBS系)の黎景怡、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)、『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)の宮﨑真佐子が名を連ね、ときめきいっぱいのフレッシュなドラマに仕上がった。
なかでも注目を集めたのが、作中に登場するボーイズグループ「8LOOM(ブルーム)」が、ドラマと並行して現実世界でも期間限定でアーティスト活動をスタートしたこと。1stシングル「Come Again」が配信されると、Billboardの“JAPAN Heatseekers Songs”で5週連続で3位にランクイン。
さらに、作中で「配信ランキング1位を取れないとグループの事務所契約が終了してしまう」という展開に合わせてリリースされた3rdシングル「Melody」では、現実でもLINE MUSICのデイリーランキング(11月9日付)で1位を獲得するという、ドラマチックな展開で話題を集めた。
本作の特典映像を一足先に観てみたところ、改めて8LOOMがこれだけの人気を集めた理由がわかったような気がした。それはドラマ同様に、彼らの魅力を掘り起こし、その絆を深めていった寮母・仲町あす花と、主演・本田翼の姿が重なっていたように思うからだ。
例えば、真夏にクランクインした本田の様子が映し出されたメイキング映像。気温35度を超える中、重い荷物を運ぶシーンから撮影をスタートさせた本田。その笑顔の花が、自然と他の共演者たちにも広がっていくのがわかる。
制作発表の映像では、8LOOMのマネージャー・添木ケンジ役の宮野真守と「誰推し?」トークで盛り上がっているのだという現場エピソードが披露されていた。しかも、誰かを固定で応援しているのではなく「アタシ今日はね、あの子がいいのよね」と日替わりでメンバーの良さを見つけているのだという。
また、本田はあす花の姉役・木南晴夏と共にメンバーの人形の持ち方ひとつまで観察していたという話も飛び出す。「あの持ち方優しい!」「あざといあざとい!」と細かなところまでチェックしながら魅力を見つけていったそう。
なんだか商店街の人々を巻き込んでいったシーンを思い出す。そして、実際に一番近くにいる共演者がそんなふうに8LOOMY(8LOOMのファンの総称)になってくれるのであれば、8LOOMのメンバーも磨かれていくのも納得だ。