『舞いあがれ!』母になった舞の人生はどう変わる? 出産で転機を迎えた朝ドラヒロイン
『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)は、大正・昭和・平成・令和の四時代を駆け抜けた母娘孫の3人がヒロイン。三代の物語とあって、やはり出産が大きな契機となっていく。引っ込み思案だった安子(上白石萌音)は夫・稔(松村北斗)の戦死に直面しながらも娘のるいを産み、イモ飴やおはぎ、饅頭を売って生計を立てていた。娘が生まれたことで、幼い頃からは考えられなかった行動力を発揮したのだ。その娘のるい(深津絵里)はジャズトランペッターの錠一郎(オダギリジョー)と結婚。ひなた(川栄李奈)と桃太郎(青木柚)という子どもふたりを育てた。わけあって、安子と小さい頃に生き別れたるい。ジョーと出会った頃は寂しく笑い、どこか幸薄そうな雰囲気があったが、子どもを育てていく中で母としての強さと明るさを身につけていった。
舞も出産し、子育てをしていく中でたくさんの問題にぶつかっていくことだろう。さらに舞は「こんねくと」の社長でもある。仕事にやりがいを感じている舞が仕事を疎かにすることは考えられない。ここにもきっと全力を注ごうとするだろう。仕事、子育て、家事。ひとりでやるにはとんでもない労力が必要だ。だが、舞には貴司もいる。ふたりならば、ニコニコと笑いながら、これらをさらっとこなしてしまいそうな気もしてしまう。『舞いあがれ!』の放送もあと数週。ここからどのように物語が動いていくのか、楽しみにしながら今週も楽しんでいきたい。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』
2022年10月3日(月)から 2023年4月1日(土)まで
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:福原遥、横山裕、高橋克典、永作博美、赤楚衛二、山下美月、目黒蓮、長濱ねる、高杉真宙、山口智充、くわばたりえ、又吉直樹、吉谷彩子、鈴木浩介、高畑淳子ほか
作:桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
音楽:富貴晴美
主題歌:back number 「アイラブユー」
制作統括:熊野律時、管原浩
プロデューサー:上杉忠嗣
演出:田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐ほか
主なロケ予定地:東大阪市、長崎県五島市、新上五島町ほか
写真提供=NHK