福原遥&山口紗弥加、現場ではまるで姉妹? 『舞いあがれ!』制作統括が裏側を明かす
『舞いあがれ!』(NHK総合)第23週より、東大阪で板金加工を専門とする工場の女性社長・我妻(久保田磨希)が登場している。第20週で舞(福原遥)の前に現れた新聞記者・御園(山口紗弥加)は、いわゆるインタビュアーから、仕事のパートナーとなって舞とともに新会社「こんねくと」を起業。御園と我妻というエネルギッシュな2人の女性が舞を力強く後押ししている。
町工場と人を繋ぐ「こんねくと」の起業を、「仕事にしたら? 会社作って」「冒険してみる価値はあると思う」と舞に提案したのは御園だった。嘘偽りのない彼女の言葉だったからこそ、舞が起業に踏み切れた部分は大きいだろう。きっぷのいい性格は「こんねくと」のオフィスに爽やかな風を送り込み、新聞記者としてのキャリアはカメラの腕前や情報発信の知識にしっかりと息づいている。時には決断に迷っている舞に、社長という立場にもかかわらず意見しにいくシビアな視点の持ち主であり、頼れる舞の右腕とも言えるだろう。
制作統括の熊野律時は、演じる山口紗弥加と福原遥が実際の現場でもお互い気さくに仲の良い「歳の離れたお姉さんと妹」のような関係性にあると明かす。
「舞と御園が初めての仕事に挑んでいくなかで、悩んだり、叱咤激励があったりしながらも、最終的には明るく舞の決断を後押ししていく存在として、山口さんが持っているカラッとした明るさ、サッパリした雰囲気が御園を魅力的にしてくれています」
「こんねくと」にとって初めての仕事、パンチングメタルを使用したランプ作りに板金加工で関わることとなるのが我妻。「あかん! うちはやらへんで!」と初登場からインパクト大な彼女は、絵に描いたような“大阪のおばちゃん”だ。豹柄のシャツに片手には扇子、出されたアイスコーヒーは全て飲み干し、グビグビとビールで喉を潤しては「あー! 美味しい!」と遠慮なく声を出す。関西に深く馴染みのない視聴者にとっては、デフォルメされすぎではないかと思うかもしれないが、大阪育ちの熊野としては「ああいう人ばかりではないですが、極端に誇張したところはないですし、普通にいますけどね(笑)」とのこと。