アントマンの娘キャシーも仲間入り? MCUに若手女性ヒーローが増えている理由
こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!
いよいよ『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が2月17日に公開されます。本作がマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ5のキックオフ作品であり、登場するカーンが今後のMCUに大きな影響を与えるスーパーヴィランであることが話題ですが、もう一つ注目すべき点があります。
それは、アントマンことスコット・ラングの娘キャシーの存在です。予告でもわかる通り、今回このキャシーが量子世界とのコンタクトをとろうとしたことから事件が起こります。そしてどうやら、スコットはキャシーの成長に立ち合えなかった時間を取り戻したいと考えている(そこにカーンがつけこんでくる)ようです。というわけで、キャシーの存在が『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の鍵であることも見逃せません。加えて、予告の最後でキャシーはアントマンやワスプのようなスーツを着ています。実は、コミックではキャシーもまたスタチュア(後にスティンガー)というヒーローになります。
能力はアントマンと同じように体のサイズを変えられることですが、アントマンがピム粒子を放出するアントマンスーツの力で能力を発揮するのに対し、彼女はスーツの力を借りずとも体のサイズを変えられます(これはコミックの設定なので、MCUでどうなるかはわかりませんが)。なお、スタチュア=Statureとは“身長”という意味があります。
ここで注目したいのは、最近のMCUは10代から20代前半の女性ヒーローが続々とデビューしていることです。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ではシュリが新ブラックパンサーとなり、リリ・ウィリアムズがアイアンハートとなりました。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』ではアメリカ・チャべス、ドラマでは『ホークアイ』で2代目ホークアイともいうべきケイト・ビショップ、『ミズ・マーベル』ではミズ・マーベルことカマラ・カーン。
つまり、MCUでは若手の女性ヒーローが増えているわけです(『ソー:ラブ&サンダー』で、ソーがひきとったゴアの娘ラブもまだ小さい女の子ですが、ヒーローっぽいですよね)。これがなにを意味するのか? ですが、二つの可能性があります。