山﨑賢人、鈴木亮平、妻夫木聡……“衝撃”の役作りエピソードを持つ俳優たち

山﨑賢人、鈴木亮平らの衝撃的な役作り

 山﨑賢人は又吉直樹の同名小説を映画化した『劇場』(2020年)に出演。脚本家兼演出家の主人公・永田を演じるにあたり、それまでのキラキラしたイメージを一変させた。行定勲監督の要望もあって、髪はボサボサ、髭を生やした山﨑。なかなか髭が生えにくい体質というのもあって、あごに育毛剤を塗り、血が出るほどT字カミソリで剃っていた、とテレビ番組で明かしている。また、歯の色を黄ばませてほしい、という監督のお願いには「コーヒーいっぱい飲みます」と返答(※)。その甲斐もあって、想像通りのビジュアルが仕上がった。

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 このほかにも、長澤まさみは映画『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)でスキンヘッドに、富田望生は中学生時代に映画『ソロモンの偽証』(2015年)に出演するため、2カ月で15キロ増量するなど、ストイックに取り組んでいる。

 もちろん、役作りと言っても千差万別。細かく役柄に寄せる場合もあるし、中には、どんな作品でもまったく役作りをしないと言い切る俳優もいる。その方々を否定するつもりはないし、それぞれアプローチが違って当然だ。

 俳優として役に挑むのは常に“挑戦”。私たち素人には踏み入れられない領域で常に戦っていて、その勝負に勝ち続けているからこそ、感動が生まれる。改めてこうした役作りエピソードを知った上で作品を観ると、また違った楽しみ方ができそうだ。

参照

※https://realsound.jp/movie/2020/07/post-587566.html

■配信情報
『劇場』
Prime Videoなど各種配信サイトにて配信中
出演:山﨑賢人、松岡茉優、寛一郎、伊藤沙莉、上川周作、大友律、井口理(King Gnu)、三浦誠己、浅香航大
原作:『劇場』又吉直樹(新潮社刊)
監督:行定勲
脚本:蓬莱竜太
音楽:曽我部恵一
配給:松竹、アニプレックス
©︎2020「劇場」製作委員会
公式サイト:https://gekijyo-movie.com
公式Twitter:https://twitter.com/gekijyo_movie0417

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