『還魂』シーズン2始動 チョン・ソミンを失ったイ・ジェウクが新たに結ぶ関係
現在は力のないナクスだが、“神力が戻れば記憶も戻る”ことが明かされている。どうやらウクと出会ったことで、その力が少しずつ戻ってきているようなのだ。はじめは鎮妖院からの贈り物に灯されていた火を消せなかったナクスだが、ウクの手を掴んだ瞬間に火が消えた。この原因がウクの「氷の石」の力なのか、水の気なのか、またはウクがナクスの剣を使っているからなのかはまだわからない。はっきりしているのは2人が一緒にいなければならないこと。存在してはならないのに存在している“生きている罪”を背負うウクとナクスが、お互いが生きる理由になっていくことを願って見守っていきたい。
またムドク(ナスク)を失って苦しんでいたのはウクだけではない。西湖城からテホ国に戻ってきたソ・ユル(ファン・ミンヒョン/NU'EST)も何もできなかった自分に後悔しながら生きてきた。シーズン1ではナクスに先に気づいたウクと、ナクスに先に出会っていたユルだが、今度はユルが先にナクスだと気づくという反転になるだろうか。いずれにしてもこれまでとは違う覚悟を持ったユルの活躍に期待したい。
ここで新たな敵となる可能性がある人物を挙げてみよう。まずはユルの叔父で、ブヨンと婚礼をあげるはずだったソ・ユノ(ト・サンウ)。状況だけで言うと新婦をウクに奪われてしまったことになる。成功するためにテホ国に来たユノはその野望を捨てられず、チン・ムと手を組むのではないだろうか。またチェ氏の巫女と還魂された王妃(シム・ソヨン)は醜いままの自分が許せない様子。禁忌とされている還魂術を使用するのではと危惧される。そして今のブヨンを復活させたホギョンの目的が、神力を後継するために子を産ませるためだったら。ナクスの記憶が戻るのを恐れているのも彼女だ。体は我が子であっても魂や見た目がナクスである以上、愛することはできないのだろう。もしかしたら最も罪深き者はホギョンなのかもしれない。
ブヨンの存在と顔が世間に公開されたが、本当のブヨンではないと気づいたのはナクスの顔を知るチン・ムとブヨンの顔を知るソイ(ソ・へウォン)。次回からはチン・ムがどのようにブヨンを利用していくかが気になるところだ。
■配信情報
『還魂:光と影』
Netflixにて独占配信中
(写真はtvN公式サイトより)