広瀬すず×北川悦吏子が初タッグ 『夕暮れに、手をつなぐ』鍵を握るのはプロデューサー?

広瀬すず主演、TBS火ドラの成否を占う

 主演を務める広瀬は、本作への参加にあたり「北川悦吏子さんの青春ラブストーリー、憧れしかありません」「打ち合わせの時点で、空豆にピッタリとおっしゃってくださいました」とコメントしている(※)。広瀬と北川の相性について、田幸氏は以下のように語った。

「広瀬すずさんは同世代の中でもトップを走る俳優で、朝ドラ『なつぞら』(NHK総合)や映画『ちはやふる』シリーズへの出演から、“生まれながらの王道ヒロイン”というイメージが強い方です。まさに、北川さんが思い描くヒロイン像そのままなのではないでしょうか。一方で先述の通り、北川さんの描くヒロインは、天真爛漫であるが故の魅力と毒を兼ね備えています。特に、今作のヒロイン・空豆は、『幼なじみの婚約者を追って上京した先で、新しい男性と運命的な出会いを果たす』という設定です。見せ方によっては、視聴者に嫌われる可能性が高いのではないでしょうか」

 
 
 
 
 
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 そんな本作の成否を決めるのは、「プロデューサーの手腕にかかっている」と田幸氏は続ける。本作のプロデューサーは、TBS日曜劇場『DCU』『オールドルーキー』の関川友理、二階堂ふみ主演『プロミス・シンデレラ』(TBS系)やKing & Princeの平野紫耀主演映画『ういらぶ。』を手がけた橋本芙美らが担当する。

「北川さんが手がけた朝ドラ『半分、青い』(NHK総合)でも、永野芽郁さん演じるヒロイン・鈴愛の共感性に欠ける言動がよく批判されていました。一方で、バブル崩壊後の日本に正面から向き合った描写は、一部で評価する声もあり、プロデューサーが新たな一面を引き出すことで、これまでにない面白い作品になるポテンシャルを秘めています。特に、最近のTBS火曜10時枠は、かなりベタな恋愛ドラマが続いていました。そういった意味でも、今回の『夕暮れに、手をつなぐ』が、視聴者の予想を大きく裏切る、新しいドラマになってくれることを期待しています」

参照

https://realsound.jp/movie/2022/11/post-1194102.html

■放送情報
火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』
TBS系にて、2023年1月スタート 毎週火曜22:00~22:57放送
出演:広瀬すず、永瀬廉(King & Prince)
脚本:北川悦吏子
演出:金井紘
プロデューサー:植田博樹、関川友理、橋本芙美(共同テレビ)、久松大地(共同テレビ)
編成:三浦萌
制作協力:共同テレビジョン
製作著作:TBS
©︎TBS
公式Twitter:@yugure_tbs
公式Instagram:yugure_tbs
公式TikTok:@yugure_tbs

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