コ・ギョンピョ、溢れる大人の色気 心をわし摑みにされる必見の出演作品5選

コ・ギョンピョの溢れる大人の色気

 新ドラマ『月水金火木土』に出演し、どこか切なげな目と大胆な行動のギャップで魅了するコ・ギョンピョ。最近では、日韓合同作『コネクト』への出演も報じられており、『D.P. -脱走兵追跡官-』で共演したチョン・ヘインとの再共演も果たす。本記事では、そんな話題を集めるコ・ギョンピョの出演ドラマやバラエティをいくつか紹介したい。

『月水金火木土』

『月水金火木土』(写真はtvN公式サイトより)

 契約結婚マスターと、その顧客となった男性たちを描いた物語。容姿端麗で気品溢れるチェ・サンウン(パク・ミニョン)は、契約結婚の専門家として働き、13年目を迎えようとしていた。夫が変わる度に増えていく数十個の指輪と、契約の度に増える離婚の回数。サンウン自身が少し疲れていた時に、「一緒に夕食を食べてくれませんか」という顧客チョン・ジホと出会うこととなる。彼と月・水・金曜日を契約して夫婦生活5年目を迎えた頃、彼女は今の仕事を辞めようと考えていて......。契約結婚マスターを終えるはずだったサンウンの元に、火・木・土曜日を契約したいスーパースターまで現れ、三角関係に発展していくことに。本作は、登場人物たちが心の奥底に閉まってきた自分自身と向き合う過程に癒される。

 心に抜けない針が刺さったような痛みを抱え続ける男性。それが、コ・ギョンピョ演じるチョン・ジホだ。口数が少なく、感情を表に出すことは滅多にない。周囲からは、誤解されやすく、ミステリアスな設定だ。そんな彼が、サンウンと出会い、新たな感情を体験していく。特に心のままに振る舞い始めるジホが、見どころの一つ。突然ストレートに感情を伝えるジホは、あまりのギャップに悶絶してしまいそうになるほど。是非、溢れる大人の色気で心をわし摑みにするジホを堪能いただきたい。

『D.P. -脱走兵追跡官-』

 様々な事情を抱えた脱走兵と、彼らを追う追跡官を描いた物語。二等兵アン・ジュノ(チョン・ヘイン)は、入隊後厳しい環境の中で日々を過ごしていた。そんなある日、彼の鋭い洞察力に気付いた中士パク・ボムグ(キム・ソンギュン)は、ジュノをD.P.に誘うことに。常に2人1組で動くD.P.のパートナーとして、パク・ソンウ(コ・ギョンピョ)と任務に当たることとなるが......。Netflixで配信後、話題を集め百想芸術大賞ではテレビ部門作品賞を受賞。既にシーズン2の制作も発表されている。劇中では、過酷な状況にスポットを当て、なぜ脱走に至ったかを紐解いていく。八方塞がりのような状況で「もしあなたが同じ立場なら?」とメッセージを投げかけてくるような作品で、最後のエンドロールは特に頭から離れなくなる。

 コ・ギョンピョは、ジュノとタッグを組むパク・ソンウを演じる。仕事にやる気がなく、追跡するためにソウルに到着したにもかかわらず、遊ぶことを優先してしまう。カラオケ店でマイク片手に酔っ払い悪態をつく姿は、あまりのコ・ギョンピョの演技力の高さに「なんて先輩だ!」と腹が立ってしまうほど。登場シーンは限られているが、無責任な役柄を演じきる彼の演技が印象に残ると思う。

『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』

『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』(写真はtvN公式サイトより)

 舞台は、1988年のソウル双門洞。幼なじみの5人とその家族の日常を描いた『応答せよ』シリーズ第3弾だ。それぞれが近所に住み、ご飯の時間は各家族が家から一声「ご飯よー!」と叫べば聞こえるほど。劇中では、5人一緒にテレビを見て過ごし、一緒にご飯を食べる姿を映し出す。代わり映えのしない日常にも見えるが、それがとにかく愛おしくて堪らない気持ちになるのが本作の魅力。誰と誰が将来結ばれるのかを小出しにしながら展開していくので、事前に調べすぎずの視聴をオススメしたい。甘くてほろ苦い青春時代の恋愛や、深い家族愛に泣いて笑って心が満たされるような作品だと思う。

 冒頭で、“幼なじみの中では一番まともな男”として紹介されるのが、コ・ギョンピョ演じるソヌだ。父を亡くし、年の離れた妹と母と暮らす。家族想いで、強い信念を持つしっかり者な好青年だ。恋愛面では、好きな人に2年間告白できずにいるという一面も持つ。その相手が誰なのかは、ネタバレになってしまうため書けないが、是非雪の1シーンをご覧いただきたい。普段落ち着いて淡々としているように見えるソヌの、一途で真っ直ぐな愛情表現にキュンとしてしまう。

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