SixTONES ジェシー=利根川豪太の奮闘に期待 『最初はパー』で体現するキャリアの転換点

ジェシー、『最初はパー』で体現する転換点

 SixTONESのジェシーが主演を務める金曜ナイトドラマ『最初はパー』が、いよいよ10月28日よりテレビ朝日系でスタートする。主題歌はSixTONESが歌う「Good Luck!」。放送を前にジェシーがこれまで出演してきた作品を振り返ってみたい。

 ジェシーはジャニーズJr.時代から様々なドラマに出演してきた。2012年4月期放送のドラマ『私立バカレア高校』(日本テレビ系)で、森本慎太郎、京本大我、田中樹、髙地優吾、松村北斗と共に連続ドラマに初出演する。当時は“バカレア組”の愛称で親しまれ、のちにSixTONES結成に至る、はじまりの作品だ。本作でジェシーが演じたのは“最強バイリンガル”のキャッチコピーを持つ里中ユウキ。音楽が大好きなバイリンガルで、髙地演じる神保誠とケンカをしつつも仲が良く、“ゆごじぇ”の相性の良さはここでも見られる。その後、2012年10月公開の映画『劇場版 私立バカレア高校』で映画初出演を果たした。

 2012年7月期にはHey! Say! JUMP 知念侑李主演のドラマ『スプラウト』(日本テレビ系)に片桐隼人役で出演。高校生ならではの恋愛を描いた作品で、主人公と共に物語を動かす役どころだった。DVDに付属する特典映像では、みんながワイワイと騒ぐ場面でもクールなキャラクターを演じなければならず、持ち前のテンションの高さと役柄のギャップに少々苦戦したというかわいらしいエピソードを明かしていた。同年9月期には『THE QUIZ』(日本テレビ系)で単発ドラマで初の単独主演を務めた。

 その後も各局のドラマに相次いで出演し、2016年9月の『バニラボーイ トゥモロー・イズ・アナザー・デイ』で、松村北斗、田中樹と共に映画初主演を果たす。この時期は高校生役を中心に、学生役を演じることが多かった。

 SixTONESのデビュー後は、Hey! Say! JUMP 山田涼介主演のドラマ『キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木』(TBS系)に若手の刑事・諸星一朗役で出演。加えて、Paraviにて配信されたスピンオフドラマ『キワドくなりたい男』で主演を務め、本編を新たな角度から盛り上げた。そして今回『最初はパー』で連続ドラマ初の単独主演を果たす。

 『最初はパー』の企画・原作・脚本を務める秋元康とは、『私立バカレア高校』、2021年のジェシー主演舞台『スタンディングオベーション』に続いてのタッグとなる。ちなみに『スタンディングオベーション』のパンフレットで、秋元は舞台の魅力は観客からの生の反応にあると語り、「どんなにいい番組をつくっても、それを喜んでくれる人の姿やリアクションを見ることはできません」とコメントを寄せていた。今回はTVドラマだが、SNSを活用して作品やキャスト陣に向けて声を届けることはできそうだ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる