『silent』目黒蓮、『束の間の一花』京本大我ら　演技での活躍が光るSixTONES＆Snow Man

　2020年にジャニーズ史上初の2グループ同時CDデビューを果たしたSixTONESとSnow Man。デビューして2年が経ち、グループとしてだけではなく、メンバー個人の活躍も目覚ましいものとなっている。

　特に今、10月6日より放送がスタートしたドラマ『silent』（フジテレビ系）で話題となっているのがSnow Manの目黒蓮だろう。グループの中では、いち早くドラマに出演していたが、その役は同期の女性を妊娠させてしまう警察学校訓練生（『教場II』（2021年／フジテレビ系））やクラスメイトの男子と付き合い始める男子高校生（『消えた初恋』（2021年／テレビ朝日系））と、どれも難しいものばかり。しかし目黒はこれらの役を見事に演じ切った。『silent』では、高校卒業後に耳が聞こえなくなってしまった青年・想を演じている。苦しそうな表情を見せながら、矢継ぎ早に手話を発する想の姿に、現在進行形で、難役に向かい合っている目黒の並々ならぬ努力が感じられた。今後、目黒は12月に公開の映画『月の満ち欠け』に出演、2023年春公開の映画『わたしの幸せな結婚』では主演を務めることが決定しており、彼のこれからの活躍にも目が離せない。

　Snow Manのメンバーは、自身の強みを生かす形でドラマや映画に出演しているのが特徴だ。岩本照は映画『モエカレはオレンジ色』で、そのトップアスリート並みの身体を生かし、主人公の消防士役に挑戦。実際のリアルな訓練も経験し、一部の訓練のシーンは、自らが行ったという。また、気象予報士の資格を持っている阿部亮平はドラマ『NICE FLIGHT!』（2022年／テレビ朝日系）に航空管制官役で出演。その知識を役の中でも存分に発揮していた。

　一方のSixTONESはジャンルを問わず、さまざまなドラマに出演している。特にSixTONESの名を世間に広く知らしめたのは、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』（NHK総合）に出演した松村北斗だろう。ヒロインが恋に落ちた青年・雉真稔を演じた松村は、優しく温かな眼差しを持つ好青年を熱演。だが、SixTONESとしてバラエティや歌番組に出演すると、クールな一面を見せ、“稔さん”とのギャップにハマってしまうファンが続出した。松村はその後もドラマや映画に出演し、順調に俳優としてのキャリアを重ね、11月に公開の映画『すずめの戸締まり』では声優に初挑戦している。