アンジェリーナ・ジョリーによるブラッド・ピットへのDV訴訟 ハイライトを解説
『Mr.&Mrs.スミス』(2005年)での共演をきっかけに、かつてハリウッドのパワーカップルとしても注目を浴びていたブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー。
離婚成立後もなお、子どもの親権やワイナリー所有権を巡る争いを続けている2人だが、先日、ジョリーがピットに対し「家庭内暴力(DV)」被害を受けたとして提訴したことが報じられ、再び話題となっている。
今回のジョリーによるDV被害の訴えは、彼らが共同所有するフランスのワイナリー(シャトー・ミラヴァル)の所有権(株式)を巡る訴訟において、裁判所に提出された文書より明らかとなった。
ジョリーが訴えるDV被害は、離婚のきっかけともなったプライベートジェット機内での出来事であり、文書によると、2人は子どもたちに対する接し方を巡り口論に発展し、ピットはジョリーの頭や肩を掴んで揺さぶり、トイレの壁に彼女を押し付けたほか、2人の子どもに対し、それぞれ首を締める、顔を殴るなどの暴力をふるったとされている。
ピットに近い関係者と代理人はそれぞれ、「ジョリーの話は根拠のない主張の繰り返しであり、これらの疑惑は完全に事実無根です」、「家族を傷つけるだけの蒸し返しである」と、ジョリーの申し立てを強く否定している。
プライベートジェット機内での暴力疑惑が初めて公になった当時の報道では、ピットが、当時15歳の長男マドックスと口論となった際に、暴力をふるったというものであった。
この件に関し、ロサンゼルス郡児童家庭福祉局や、米連邦捜査局(FBI)による調査がおこなわれたものの、いずれもピットに対する措置は必要ないとされ、虐待の容疑で逮捕、起訴されることはなかった。
そして、ジョリーはこの件をきっかけに、離婚を申請、6人の子どもたちの単独親権を要求することとなった。