『バッドガイズ』吹替版は完璧な配役? 尾上松也×ファーストサマーウイカが語り合う

松也×ウイカが語る『バッドガイズ』

 『シュレック』『ボス・ベイビー』など、数々のヒット作を手がけてきたユニバーサル・スタジオとドリームワークス・アニメーションによる最新映画『バッドガイズ』が公開中だ。

 本作の主人公は、世界中で指名手配されている伝説のワルい奴ら“バッドガイズ”。天才的“スリ”のミスター・ウルフをリーダーとする怪盗集団だ。ウルフが率いるのは、皮肉屋の“金庫破り”スネーク、冷酷な“変装の達人”シャーク、短気な“肉体派”ピラニア、そして“天才ハッカー”の毒舌ガール・タランチュラ。

 本作の日本語吹替版でウルフ役を演じる尾上松也と、タランチュラ役を演じるファーストサマーウイカに、“バッドガイズ”にまつわるエピソードを聞いた。

個性豊かなキャラクターとの共通点

――松也さんは今回吹き替え初主演となりましたが、いかがでしたか?

尾上松也(以下、松也):ドリームワークスさんのアニメーション、僕もとても大好きでしたので、純粋に嬉しかったですし、一緒にチームを組む他のメンバーのお名前を伺ったときにはテンションも上がりましたね。実際に皆さんが吹き替えしたものを聞いたときに、もう「マジでやばいな」と思いました。そこで初めてプレッシャーを感じたというか。「うわ、みんなこんなにうまいの?」って。この中で僕はどうしたらいいんだろうっていうプレッシャーはありましたね。

尾上松也

――結構キャラが立ったキャラクターたちでしたが、ご自身と担当したキャラクターの共通点はありましたか?

松也:ウルフの場合は行動力があるというか、思い立ったらすぐ行動するところがあって。みんなを巻き込んでいくところは、とても共感できるところでした。僕も比較的、「これやりたい」と思ったらすぐに人に話したり動いたりする方ですので。

――ウルフがカーチェイスで興奮したりするように、“これをやってるときはテンションが上がる”ことはありますか?

松也:「今日は何の靴を履こうかなぁ」って考えてるときですかね。スニーカー収集にハマっているので、毎日考えるのが楽しいですね。

ファーストサマーウイカ(以下、ウイカ):買うときじゃなくて履くときなんですか?

松也:履くとき。朝、何を履いて行こうかなっていう。今日これ履きたいから何着ようかなとか。Tシャツこれだと何をこじつけたらストーリーができるかな、みたいな。

ファーストサマーウイカ、尾上松也

ウイカ:職業柄、役者さんてあんまり靴いらないんですよね。現場入ってすぐ衣裳とかサンダルに履き替えて、帰る時まで私物の靴は履かないですもんね。基本預けてる時間の方が長い。

松也:ドラマとか外で撮影の現場のとき、下手に自分が気に入っている靴を履いて行ってしまうと、現場移動のときに脱いだ靴をみんな一緒くたに持っていくので、帰ってきたときに泥とかがついていたりするんです。ですので好きな靴はドラマの現場には履いていかないようにしています(笑)。

ファーストサマーウイカ

――ファーストサマーウイカさんはどうですか? ウェブスに似てる部分を感じられましたか?

ウイカ:ウェブスに限らず、なんか全員顔似てません?

松也:みんな似てるように見えてくるんですよ。

ウイカ:そう! 最初、お会いする前に配役を聞いたときに「あれ? なんか似てるな。顔でキャスティングしてるのかな?」って思うぐらい似てると思って。顔が似てると骨格が似て、声が似るとか言ったりするじゃないですか。だからみんな骨格じゃないですけど、顔が似てるからなのか、声にも違和感がなくて。違和感ゼロでやれたっていうのはありますね。ウェブスに関しては、このポジションの中ではツッコミだと思うんですよね。ボケがいっぱいいて。ウルフもこう見えて、どっちかと言うとたぶんボケだから。ツッコミ役でいるのは日常にも近いかなと思いました。

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