『バッドガイズ』吹替版は完璧な配役? 尾上松也×ファーストサマーウイカが語り合う
“バッドガイズ”な悪役を演じる心得
――自分が“バットガイズ”だなと思う瞬間はありますか?
松也:午前中、機嫌が悪いことですかね。朝に弱いので。ドラマとかもそうですし、今日のようなお仕事も、身内のスタッフさんの皆さんはわかっているのであまり気にしていないのですが、午前中は機嫌が悪くなってしまってそういうとき、「“バッドガイズ”だな~」って思いますね(笑)。
ウイカ:私が“バットガイズ”なのは、映画館で、塩味のポップコーンを絶対頼むんですけど、バターを追加できる映画館があって。そこで「多めで!」って言って、「あ、もっと、もう一回もう一回。ラスト! ラストワンプッシュ! もう一丁!」って言ってしまうことですね。別料金であればね、堂々とやれるんですけど。サービスを過剰に求めてしまうのは、ちょっと“バットガイズ”かもしれないです。
ウイカ:ヒールの方がある種、自分の中の正義感というか、貫く一本道みたいなものがありますよね。
松也:そういう意味では、やっぱり悪役の方が何かの闇を抱えていて人間臭いんですよ。『バットガイズ』のウルフはそうでもないですけど。主役ってヒーローが多いですし、その方がいいのかもしれませんが、そこまでの超正義というのは逆にないかとも思います。ヒーローのやりがいもあるのですが、悪役の方が自分を解放できるので面白いですよね。ヒーローは本来誰しもが持つ闇の部分を押さえ込んで、良い部分を出していかなくてはいけないと思いますので、その違いはある気がしますね。
■公開情報
『バッドガイズ』
TOHOシネマズ 日比谷ほかにて公開中
監督:ピエール・ペリフェル
配給:東宝東和、ギャガ
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