菊地凛子、『鎌倉殿の13人』に“最強の女性”として君臨 実はきのこ嫌いだった衝撃
義時からもらったきのこを「あっ、それ? きのこ。持っていきな」「どうぞ、どうぞ。私、嫌いだから」と、きのこ好き女子をキッパリ否定。「分かる? 御所の女房はもうおしまい。小四郎殿に嫁ぐってことは鎌倉殿とも縁者ってこと。控えよ、控えよ~!」と、のえのはしゃぐ声が響いた。
鮮やかすぎる裏の顔というより別人のような振る舞いを見せるのえ。鮮烈な大河ドラマ初登場について、のえを演じる菊地凛子は公式サイトのコメントで「画策したり、したたかな部分とかもちろんあるんですけど、影の部分を出せているキャラクター、女性っぽい女の人なんじゃないかなと思っていて。それが出せるというのは、演じていてすごく楽しいところです」と語っている。(※1)
男性の心を掴むテクニックと、姉御肌で同性の後輩たちから慕われる懐の深さを持ち合わせているなんて、のえはもしかしたら最強の女性とも言えるのでは。裏表のギャップに驚きはしても不快な印象を受けなかったのは、御所の上房たちに見せる表情があまりにも開けっ広げで、清々しさまで感じられた。
また、俳優として自由でミステリアスな雰囲気を保ち続ける菊地凛子が、典型的な良妻賢母タイプの女性を型通り演じるなんて違和感があるし、もったいないとさえ思えてしまう。のえの裏の顔をまだ知らない義時。これから2人がどんな夫婦になるのか、物語を追っていくうえで注目するポイントまだまだ増えていきそうだ。
参照
※1 https://www.nhk.or.jp/kamakura13/special/movie/cm3403.html
■放送情報
『鎌倉殿の13人』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:小栗旬
脚本:三谷幸喜
制作統括:清水拓哉、尾崎裕和
演出:吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
プロデューサー:長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介
写真提供=NHK