『仮面ライダーギーツ』メインキャスト5人にインタビュー 仲を深めたきっかけは佐藤瑠雅?
『仮面ライダー』シリーズ最新作となる『仮面ライダーギーツ』が9月4日よりテレビ朝日系で放送される。
本作は、『フォートナイト』『Apex Legends』のような“生き残りゲーム”を舞台にした令和ライダー第4作。「デザイアグランプリ」というゲームを舞台に、参加者たちは各々が仮面ライダーに変身して、スコアを競い合い、勝ち残ることを目指していく。
主人公の浮世英寿/仮面ライダーギーツを演じる簡秀吉のほか、桜井景和/仮面ライダータイクーン役の佐藤瑠雅、鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ役の星乃夢奈、吾妻道長/仮面ライダーバッファ役の杢代和人、そして、「デザイアグランプリ」のナビゲーター・ツムリ役の青島心に、『仮面ライダー』シリーズに出演が決まった際の心境や、今後に向けた意気込みを聞いた。(編集部)【インタビューの最後には、コメント動画&サイン入りチェキプレゼント企画あり】
5人が仲を深めたきっかけ
――放送を控えた今のお気持ちはいかがですか?
簡秀吉(以下、簡):情報解禁をしてから、少しずつ実感が湧いてきました。日々撮影をしていて、早く皆さまに『仮面ライダーギーツ』を観てほしいな、という思いが日に日に高まっています。
――クランクインからまだ1カ月半とのことですが(※取材時)、みなさんの仲の良さが伝わってきます。仲を深めるきっかけはあったのでしょうか?
佐藤瑠雅(以下、佐藤):きっかけは、僕ですねぇ(笑)。
簡:自己肯定感の高い人が多いので、それが仲良くなった一番の理由だと思います。でも佐藤瑠雅くんがいなかったら、もうちょっと現場がシーンとしているかもしれないのでありがたいです。
――佐藤さんが盛り上げ役を担っているわけですね。
佐藤:人見知りしないので、「どんな人なんだろう?」と思いながらみんなに話しかけていました。本当にメンバーに恵まれたというか、和気あいあいとできる人たちが集まっていて。それは僕も救われたところでもあって、変に力むことなく1年間やっていけるんじゃないかと思っています。
――リラックスして現場に臨めているということですね。オーディションのお話も伺いたいのですが、手応えを感じた瞬間とかはありましたか?
簡:僕は「これは受かったな」という手応えはなかったんですけど、一つひとつの審査にしっかりと向き合おうとは思っていました。自己アピールの場では、以前ラグビーをやっていたのでハカを披露してみたり、できる限りのことはしたつもりです。
星乃夢奈(以下、星乃):もちろんオーディション中は受かる気満々だったんですけど、私はオーディションから帰った後に“自分の悪いところ”を全部ノートに書き出すような、とことん病んじゃうタイプなんです。絶対に落ちたと思っていたので、「お願いします」と言われたときには本当に夢のようでした。
杢代和人(以下、杢代):オーディション台本が何個かあるんですけど、僕は中盤からずっと同じ役を与えられるようになったんです。そこから「この役がハマってるのかな」と思うようになって、最終オーディションでも同じ役をやらせてもらえたので、少し自信はありました。今回の『仮面ライダー』に携われるかもしれない、という思いがあったので、連絡が来たときには「よし、がんばろう!」と気合を入れ直す感じでした。
青島心(以下、青島):私は、まったく受かった気はしなかったです。とにかくずっと緊張していて、緊張しすぎという点で覚えられていたくらいなので(笑)。ただ、当日にオーディション台本が配られるんですけど、少しでもセリフを頭に入れたくて、時間ギリギリまで覚えるようにはしていました。あとは、『機界戦隊ゼンカイジャー』(2021年3月~2022年2月 テレビ朝日系)に出ていた森日菜美ちゃんと仲がいいので、いろいろとアドバイスをもらいました。プロデューサーも同じ方だったので、「演技よりも人柄を見てると思うよ」と聞いて、「はいっ、はいっ」と返事をしてその場を取り繕うのではなく、最初からドーンと座って素を見せていたと思います。
佐藤:僕は本当に演技未経験だったので、初めから演技では絶対に勝てないと思っていました。なので、「誰とでも仲よくなれます!」っていう自分のキャラクターを最後まで前面に押し出して、めちゃくちゃ頭を使ってオーディションに臨みました。
――策士だったんですね?
佐藤:そうですね、ずる賢くやらせてもらいました(笑)。
――クランクインのときには、どのようなお気持ちでしたか?
星乃:初日から5人一緒じゃなかったよね?
佐藤:うん。僕は(青山)ここちゃんと、僕のお姉ちゃん役の志田さんと一緒にクランクインしました。
青島:お蕎麦屋さんでね。
佐藤:そうそう。初めての演技、初めてのクランクインだったので、一発目はめちゃくちゃ緊張しました。でも、そこからだんだん役に入る感覚を掴んできて、2回目、3回目と撮影が進むに連れて、緊張はほぐれてきたのかなと思います。
青島:うん、そうだね。クランクインは景和くん、沙羅ちゃんより少し遅めの入りだったんですけど、現場に入ったら2人とももう慣れてきました、みたいな顔をしてて。緊張で向かった私からしたら逆にそれがありがたくて、みんな緊張でギスギスするよりも2人の雰囲気から温かい空気が出ていたので、そこで落ち着けたというか、気持ちが軽くなりました。
簡:僕は、クランクインのときにはあまり緊張しなくて、逆に今のほうが緊張しているくらいです。何も考えずにやっていたので、あの頃に戻りたいです(笑)。
――わかることが増えると、考えることも増えてきますよね。
簡:そうなんですよ。頭で考えちゃう部分が多くなってしまったので、本能で演じられるようになりたいです。
杢代:僕はクランクインが一番遅かったんです。
佐藤:どのシーンだったの?
杢代:ビルの屋上のシーン。僕がクランクインしたときには、すでに撮影隊がインしてから数日経っていて。現場の感じとかもスムーズに流れていて、そこに僕が入らせてもらう形だったので、「こういう感じなのか」と学ぶことも多かったです。初日にいきなり受け身を取るようなアクションシーンがあって、いいクランクインだったと思います。
――派手なクランクインだったんですね。
佐藤:僕も現場に居たけど、たしかにそうだったね。
杢代:そうなんです、派手にクランクインできました(笑)。
星乃:私はツムリからベルトをもらって、自分が仮面ライダーになるっていうシーンから始まりました。
青島:猫カフェに行ったよね?
星乃:そう! 猫が好きなキャラクターなので、猫カフェに。そこから、めちゃくちゃ暑い炎天下に移動して撮影して、クランクインの日は汗だくで終わりました(笑)。「あーっ、ついに始まったか!」という感じがしましたね。