パク・ウンビン×カン・テオ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』 ハートフルドラマ圧巻の最終回

 Netflixで配信中の『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が圧巻のフィナーレで幕を閉じた。初回視聴率0.9%でスタートし、最終話の第16話視聴率は首都圏で19.2%を記録(ニールセンコリア調べ)、自己最高を更新し、素晴らしい終幕となった。

※以下、ネタバレを含みます。

 法廷ものだが、終始温かみがあり愛に溢れ観ていて癒されるハートフルな本作。フィナーレを迎えた第15話、第16話は、第1話からの見事な伏線回収やウ・ヨンウ(パク・ウンビン)を取り巻く人々との関係性の変化、ヨンウの成長と、観ていてボルテージが上がる感動回だった。

 第15話、第16話では、大手企業の個人情報流出に絡む裁判が題材。ヨンウたちハンバダ弁護団は、韓国人口の80%が利用している大手通販サイト“ラオン”の弁護を引き受ける。ヨンウは、シニア弁護士チャン・スンジュン(チェ・テフン)と同僚のチェ・スヨン(ハ・ユンギョン)、クォン・ミヌ(チュ・ジョンヒョク)と共に奔走する。しかし、ヨンウはスンジュンの逆鱗に触れ弁護団から外される。ここからのスヨンとミヌのやり取りに心が熱くなった。ヨンウがハンバダで築いた仲間との信頼関係が現れたシーン。“春の日差し”スヨン、“腹黒策士”と呼ばれたミヌが魅せた変化と成長に拍手したい。

 そして、わたしたちを熱狂させてきたヨンウとイ・ジュノ(カン・テオ)とのスイートなロマンス。互いを想い合う恋が向かう先を固唾を呑んで見守ってきた。第1話でヨンウが回転扉に入れずにいたのを助けたジュノ。ハンバダで勤務を始めたヨンウに、クジラの話を先にしたのもジュノだ。常に温かい眼差しでヨンウを見守り、助け、彼女と過ごす時間はジュノにとっての幸せだ。それをヨンウに伝えるジュノの言葉選びがエクセレントだ。引き合いにだした彼の想いへの例えが秀逸でヨンウへの想いに溢れている。切実で甘美で観ていてキュンキュンさせられる。ヨンウの返事も超絶にキュートだ。キュンを超え喜びの感情が湧く何度も繰り返し観たいシーンである。

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